いつだったかドラマで『二月の勝者』をやっていた。
その中のセリフで
「受験は課金ゲーム」
というのがあった。
あまりに衝撃的なセリフで、一発でガーンと頭を殴られたようだった。
なぜそこまで衝撃的だったか。
実体験として、自覚があったからだ。
毎月の塾代は数学・国語・英語の3教科で¥35000くらいだったと記憶している。
しかし、それだけでは終わらない。
夏期講習は¥30000
それに加えて、夏期講習テキスト代金として¥25000
夏休みには学習合宿もあり、3泊4日で¥60000
ひと夏で10万円を超えた。
学習合宿までは参加させなくてもいいかな、、、と思ったが、
参加は自由と言いつつ、
実際には参加しなければ秋以降の授業に差し障りがあると聞けば、
参加せざるを得ない。
『ここまでやってきたのに、学習合宿に参加しなかっただけで遅れを取るなんて』
そう思い、申込みをし、お金を振り込んだ。
選択肢はあったのに。
どちらを選択するも、自由だったのに。
不安で何も見えなくなっていた。
塾は受験のプロだ。
多彩なプランが用意されていて、入塾すれば最大限にサポートを受ける事が出来る。
そして親は、我が子を間近に見ている一番の理解者であるべきだ。
我が子の勉強の進捗具合や偏差値だけを見ず、
《やり切る力》があるかどうか
健康状態や精神状態もよく観察して、正しく取捨選択すべきだった。
