学校の中間テストや塾の月例テストで上位成績を取った息子。



周囲の人達の息子を見る目が変わった。


「神」「天才」


中学校から帰宅して、息子は学校でこう言われていると話した。



小学生の頃は、変人扱いだったのに

中学生になり目に見えて成績がハッキリと出たら、神とは。



しかし



「馬鹿と天才は紙一重だね」

と平気で言ってくる人もいたので



なんだかんだ、結局は《変わってる人》認定は変わっていなかった。



何なら、

テストの成績が出る前までは馬鹿だとでも思っていたのだろう。



余計なお世話だ。



馬鹿だろうが、天才だろうが、

息子は息子だ。




ただ



息子自身、「神」とか「天才」とか言われる度に、



孤独になっていった。