東京オリンピックが延期になるということで、オリンピックに向けて調整している選手の気持ちは計り知れません。
そこで、今回より
数回に分けて分子栄養学を通してアスリートが最大限の結果を出せる管理法を紹介していきたいと思います。
打者としてプロ野球選手が引退をするときに、「引退を決意した理由は?」と聞かれると、「ピッチャーの投げる球に追いつけなくなった」とか「投げてくる球が速くみえて怖くなってきた」と決まって言います。
これは、筋肉の衰えが一番の原因でなく、バッタ―ボックスでピッチャーが球を投げようとしている瞬間(静の状態)とその球を打つ瞬間(動の瞬間)の調整が利かなくなってくることが最も大きな原因ということです。
つまり、自律神経の交感神経と副交感神経の素早い切り替えがうまく出来なくなる。これが球が速く見えて怖くなるという原因。
アスリートの衰えは筋肉の衰えよりも自律神経の衰えが先にくる
要するに、種目にもよりますが、自律神経が大きくパフォーマンスに影響するということです。
次回、アスリートと栄養素
