年収1000万円のAさんと100万円のBさんがそれぞれ年収の10%レベルでお金に困っていたとします。Bさんに10万円渡したら悩みは消えますが、Aさんに10万円渡しても解決しません。
つまり体質の個人差が大きく、再現性(*)の低い栄養素は全く同じ症状をもつ二人の人がいても同じ量の栄養素では同じように解決するとは限らないということです。ここで重要なことは年収の差(体質の個人差)を探ることです。
*再現性とは)
科学の基本的要件。異なる条件下(いつでも、どこでも、誰がやっても、同じ方法で)でも同じ結果が現れること。つまりよく効く(強い)薬ほど再現性が高いとなるが、その分副作用が大きくなるのが現状。テーラーメイドによって再現性が高くかつ副作用が少ない薬の投与が期待できる。また栄養素療法への応用も期待が大きい
AさんとBさんで年収1000万円と100万円と極端にわけましたが、500万円の人もいれば300万円の人もいます。これをさらに千単位、百単位と細かくしていくと「年収の10%レベルでお金に困っている」に対して「とりあえず10万円渡そう」は全くの的外れで殆どの人が解決できません。
特にミネラルの場合、過剰の問題(援助額が大き過ぎる)があります。年収100万円の人が年収の10%レベルで困っている(10万円必要)場合に、年収1000万円の人の年収の10%(100万円必要)と同じように援助すると(ミネラルの場合)大きな問題が起こるということです。
10万円では少なすぎて解決にならない人
10万円では多すぎて、返済しようとする努力を怠ってまた問題が新たに発生する人
・・・
栄養素と体の関係もそういう意味ではよく似ていると思います。
また「とりあえず薬を」という言葉も病院でよく聞く言葉です。
薬は10~50倍の個人差があると言われます。栄養素は再現性の低さからさらに個人差が大きくなります。
毛髪検査などで自分のミネラルの過不足や有害金属のレベルを把握し、血液検査で状態を確認するなど、自分自身のからだの成績表をつくることは、この個体差に対応できる対策が可能になるのです。
薬の医療も遺伝子レベルの解明によって同じ病気の患者でもその遺伝体質に合った薬を使い分けるテーラーメイド(薬のオーダーメイド)へと期待したいものです。
2013年12月18日ブログ「体が困っているレベルの質の差」のバージョンアップ版でした
