アルブミンはタンパク質の一種です。血液中に含まれている成分で栄養を全身の細胞に運ぶ役目で体内を循環しています。
アルブミンが不足すると、検査数値では当然のことながらその値は低くなります。これは栄養失調状態を意味します。その影響として血圧の低下、むくみから脳梗塞、心筋梗塞という病気が考えられます。また、抗生物質など薬物の効果が出にくくなり、筋肉や皮膚の再生能力低下、免疫力低下にもつながってきます。
アルブミンが不足する原因
1、タンパク質摂取不足
2、肝機能の低下
3、腎機能の低下
1は、肉、魚、卵、乳製品の摂取不足が主な原因です。炭水化物
や脂質に偏るような食生活が原因となります。
2は、アルブミンが肝臓で作られるためで、たんぱく質の摂取不足
がなくても肝臓で作る能力が低ければ、当然不足という状態にな
ります。
3は、腎機能の悪化が不要な老廃物と一緒にアルブミンも誤って尿として排泄してしまいます。
検査数値の基準は、「3.8~5.3」あたりですが、私ども予防医研FOMANでは分子栄養学を基本としたコンサル上、4.0を下回るとアルブミンは相当不足していると判断しています。
単純に、アルブミン値が低いからタンパク質を沢山摂りましょうということでなく、検査数値から肝臓や腎臓の状態と食事内容など問診内容を照らし合わせて対策を取る必要があります。
