甲状腺の病気は、大きく2種類あります。
甲状腺機能「亢進型」と「低下型」
慢性甲状腺炎は、どちらかというと「低下型」ですが、厳密にはそうは言い切れません。。
現代のストレス社会の環境下では、自律神経も交感神経が優位な状態が持続する人が多いわけですが、このような状態の人は甲状腺機能障害に罹りやすく、亢進型と低下型を繰り返す場合が多いのですが、それぞれが過度になる状態のことがわかっています。
慢性甲状腺炎は、交感神経の過度な状態によるものですから、副交感神経を高めることがベストな方法と言えます。要するに、交感神経と副交感神経のバランスをとるということですが、結果的には、便秘、冷え性、腰痛、頭痛、血圧も正常になっていく可能性もあります。
言うまでもなく、副交感神経を高めるには、リラックスタイムを十分にもうけることが大事です。栄養素的にはマグネシウムを不足させないことが基本と言えます。
自己免疫性の甲状腺炎の人に共通することは必須脂肪酸ベルが低いということもわかっています。特に、オメガ3脂肪酸の不足が目立つということです。オメガ6脂肪酸は炎症を促進する性質があり、かつ現代の平均的食生活では、オメガ6脂肪酸が過剰になっているので、いかにオメガ3脂肪酸を積極的に正しく摂ってバランスを取るかが鍵になるでしょう。