欧米では30年前から喘息やアトピー性皮膚炎にEPAを投与しています。
これは、リン脂質として細胞膜内に存在するEPAとアラキドン酸(不飽和脂肪酸の一つ)のバランスを重視したところから始まりました。
その根拠として
①アレルゲンの刺激を受けた時、アラキドン酸はアレルギー反応を起こすように働き、逆にEPAは鎮めるように働く。
②刺激を受けると、アラキドン酸やEPAはリンと離れて酸化し、代謝物質が生まれます。アラキドン酸から作られた代謝物質は、強い炎症反応を起こします(皮膚が赤くなったり、腫れたりするのがこの反応)。
③この炎症を起こすことによって、体内に入ってきた異物から体を守ろうとするわけです→正常な生体防衛反応
アラキドン酸と同じオメガ6脂肪酸であるリノール酸はアラキドン酸を増やす働きがあるので、オメガ3脂肪酸(EPA、DHA、αリノレン酸)をしっかり摂って、オメガ6脂肪酸とのバランスをとることが大事です。アレルギーのある人はリノール酸の過剰な人が多いという研究発表もありますので、特にオメガ6脂肪酸を減らす努力も必要です。
オメガ3脂肪酸→エゴマ油、亜麻仁油、魚からのEPAなど
オメガ6脂肪酸→コーン油、大豆油、グレープシード油、綿実油など
花粉のシーズンがやってきました。どうぞ参考にしてください。
