以前に、社団法人徳島県トラック協会主催の交通安全研修会があり、その講演依頼があって、四国4県から150名ほどの会員企業のドライバーの方に「交通安全と分子栄養学」についてお話をしたことがありました。

 

当日は、香川大学工学博士の鈴木桂輔教授(自動運転システム・交通事故回避支援システムの開発に関する研究の第一人者)や徳島県警本部の交通課課長とパネルディスカッションも行い大変盛り上がった研修会でした。

その講演の中から低血糖について話した内容です。

 

「低血糖とは血中の糖濃度が大きく下がることです。米国糖尿病学会では、「低血糖と交通事故には明らかな相関関係がある」と発表しています。

特に、ドライバーの皆さんの多くは自販機のジュースなどを飲む機会が多いと思います。

精製された過ぎた食べ物やジュース類などは、その糖分が急激に吸収され、結果、インスリンが大量に分泌され糖濃度を大きく低下させます。

脳はブドウ糖をエネルギー源としているので、血糖が低下すると運転中の状態に悪影響が出てきます。

で、運転中にジュースをがぶ飲みしますと、その後に低血糖状態を招き、運転においてかなりの危険性が生じてきます。

ジュース以外に、低血糖の原因となり得るものに、食事を抜くことや労働量の多さがあります。

特に、すでに糖尿病で血糖降下剤を飲んでいる人は、運転前に解熱鎮痛剤を飲むと血糖を下げすぎるリスクがありますので気を付ける必要があります。

もし、低血糖症状を自覚したら、回復してから30~60分は運転しないようにするべきです。理由は認知力回復までに30分以上はかかるためです。運転の事情で早めに回復をする必要がある場合は、飴などをなめることをお勧めしますが、くれぐれも余裕をもってください」