血液検査項目のASTやALTも酵素であります。医療現場で、多くはこの数値が高いと肝障害というような指摘があります。しかしながら分子栄養学では両者の差とか、低い場合のケースを分析していきます。そこで多くの症状の原因を掴むことがあります。

 

さて、その酵素ですが、化学反応を起こす際の触媒ということが言えます。角砂糖にマッチ棒1本の火を当てても燃えないところに灰をまぶすと燃え上がります。この灰が酵素と言えます。

しかしながら、人間の体内での化学反応(代謝)の場合、燃やすだけの体温はありませんから、角砂糖のように灰を乗せただけでは燃え上がりません。そこに補酵素という酵素を完全なものにする役割のものが必要なのです。

 

その補酵素がビタミンやミネラルです。前回のブログでも示した

「食物酵素→消化酵素負担減→代謝酵素活性」という流れも結果的に補酵素が不足していては何もなりません。ビタミンやミネラルが如何に重要であり不足させてはいけない栄養素であるか理解できます。

 

ちなみに、ASTやALTという酵素もビタミンBがなくてはなりません。たとえば、ALTなどは特にビタミンB6が補酵素として不可欠ですので、B6が不足するとALTの数値が下がってくることが多いはずです。ASTとALTの数値の差が開きかつALTが下がっているとビタミンB不足の症状が見られることも多くあるのも事実です。

 

健康であるために最も大事なことは、細胞にちゃんと栄養が届くことです。代謝酵素は、消化酵素が分解して作りだした栄養素を体中の細胞に届けることが役目でもあります。

 

新陳代謝を高め、自然治癒力を高め、解毒力を高め、免疫力を高め、脂肪の分解や排出もまた代謝酵素の働きがあってこそです。