糖尿病と高血圧症の両方に罹患している人の原因は様々ではありますが、古畑任三郎ドラマ方式で、犯人(容疑者)が最初からわかっている状態で解決していきましょう。医学的には、「仮説から紐解く」ということに近いでしょうか。

「マグネシウム不足」が原因(容疑者)!

 

血中のブドウ糖をインスリンが取り込むときに必要な(例えば、虫を捕るときの網)ものはマグネシウムを必要とする酵素です。

 

血圧が上がる原因の一つに、カルシウムが平滑筋細胞に入り込むことで血管を収縮させて血圧が上がります。このカルシウムを拮抗させて血管を広げるのが降圧剤のCa拮抗薬ですが、マグネシウムがその拮抗に働くのです。

 

 

つまり、マグネシウムが不足して十分に働かないと血圧も血糖も高くなる原因になり得るということです。

 

そして、問診でマグネシウム不足で現れる他症状を確認します。

 

・「筋肉が震えたり痙攣したことがある」「気分が興奮しやすくなって  

 きた」「最近太ってきた」「胃腸の調子が悪い」など

・重労働、お酒の飲み過ぎなど

・血液検査で腎臓の数値に少々問題あり

・加工食品の摂り過ぎ

・鉄の摂り過ぎに心当たりがある

などを確認して、該当が多いようであれば、マグネシウム不足も原因の一つに挙げる必要があると判断します。

 

実際の分析はもっと複雑に行いますが、サスペンスドラマ的な流れから表現をすると、「意外な人が犯人だった!」と言ったところが多いですね。