「三好塾」開講挨拶
略~もちろん、硬いことは抜きに、単に勉強のためにという目的もいいと思います。しかし、出来ることならば医療や代替医療に関わる皆さんには、この講座を通して分子栄養学の基本知識をそれぞれの活躍されている現場において、可能な限り活かしていただきたく思います。なぜなら、医療行為等において、分子レベルの「栄養」というものの考え方は「絶対」であるからです。
古くは、医療という概念が存在しない時から、動物においても原始の時代の人間においても、生きていくため、治癒していくために本能的かつ自然発生的に行って行為は「食す」、例えばですが、断食という選択もまた「食」であるわけです。あらゆる基本が「食」にあるということです。この「食」の考え方を無視した医療行為には、欠点も多く存在し、治癒と言う目的からは間違ったあるいは遠回りの道を選択しているケースも多いと考えられます。
例えば、病気とは、どれかひとつの栄養素が足りないために起こるのではなく、もっと複雑にからみあったもので、臨床的症状だけ診たのでは詳しいことはわかりません。 症状がひとつだからといって、その原因がひとつとも限りません。一つ例をあげると、喘息の新薬をテストする際、テストを受けるグループが、たまたま、コントロール・グループの人々より、ビタミンAの豊富に摂れるホウレン草やレバー、桃、かぼちゃをたくさん食べていたとします。この場合、薬が効く、効かないにかかわらず、テストグループには明らかな効果が現れるでしょう。そうなると、アメリカでは製薬会社は他の条件がかなえばFDAの認可が得られるわけで、国中の医師が何の効き目もない薬を効くものと信じきって処方することになります。食物の要素を考慮に入れなかったことが、医学研究における矛盾を生じさせる結果です。
かの世界的医療ジャーナリスト、アキよしかわ氏は「日本は、医療は25年、栄養学においては30年欧米に遅れをとっている」と苦言を呈しています。一つ例をあげますと、分子栄養学ではおよそ半世紀前から卵と動脈硬化の関連性の否定を科学的根拠でもって唱え続けてきました。ここにきて日本でやっとこの事実を医師や保健士などが肯定してきたというお粗末さです。このお粗末さがこの四半世紀でどれだけ免疫を狂わせ、ガン患者やアレルギー疾患患者を増やし続けてきたか。また病気と症状の区別をしてこなかった医療行為がどれだけの病気を生み悪化させてきたか。つまり分子栄養学という最先端の栄養学の知識を持たずして真の予防や治癒や改善はあり得ないということです。
欧米の予防や治療成績がなぜ90年代中ごろから飛躍的かつ継続的に良くなっているのか?答えは、マクガバンレポートをはじめとする情報の啓蒙もそうですが、ドクターを始めとする医療従事者が積極的に代替医療や分子栄養学的療法を採り入れ、医学以外の治療の選択肢を増やした結果に他なりません。欧米では、保険制度の違いなどあらゆる面でも予防医学が発達し、訴訟の国であるがゆえにドクターの「治す」という本気度も半端でありません。サプリのメーカーも医療用として「本気で治すための」製品が溢れています。本講座を通してこうした日米の違いも学び、日本、いや徳島発で訴えていきたいものです。
病気や症状にも個性があることを知り、カロリーや微量栄養素に代表される「バランスや量の計算」の無意味さ。サプリメントを製造したり、販売している人の都合で極端にビタミンやミネラルの不足を間違ったデータで紹介している現状。これらの欧米に遅れた時代錯誤の予防や治療の考え方を、是非、この講座を通して体験いただけたらと思います。
今日の後半に紹介しますが、日本でも代替療法や補完療法を採り入れ、医学だけに頼ることのない多くの選択肢を提供できるよう、最先端の治療を目指す医師を始めとする医療の専門家たちが分子栄養学を啓蒙しております。どうぞこの徳島でその活動の先駆者となっていただけるよう三好塾の分子栄養学を体験してみてください。
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