そもそもサプリと食品を、「勝ち負け」で比べること自体に無理があるのですが、結論としては「必要に応じて」ということですね。

 

今回は、食品から栄養素を摂ることが如何に有益であるかを分子栄養学的に説明します。

 

分子栄養学のカスケード理論で説明がつきます。ちょっとややこしい部分もありますが、できるだけわかりやすく紹介します。

栄養素の特徴は(対クスリ)、体に入って優先順位をつけるということです。生命を維持するために一番必要なところから供給されていきます。


以下、「三好塾」資料より

1のコップがその人にとってインターフェロン合成で、2がストレス対抗ホルモン合成であれば、1のコップが満たされてはじめて2のコップに流れ込むので、1がビタミンCで一杯にならないと2のストレス対抗は弱いということになります。ということは、3や4みたいな優先順位の低い部位の症状がでやすくなるということです。

 

それでは、もし

活性酸素スーパーオキサイド(SO)がSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)で除去されるのであれば、ビタミンCのカスケードでは除去に関わる必要はありませんから、図の例でいうと3に蓋をすることで4にスキップできるので、4まで満たすための省エネができているということになります。SODなどは食品の表面部分に多く存在しますから、可能な限り全体食に心掛けるべきですね。

このように、必要のないときは、蓋が閉まるという省エネをして、次の段へスキップできるようになるのです。例えば、コエンザイムQ10がエネルギー代謝で十分に満足させられる状態ですと、ビタミンCのカスケードのエネルギー代謝に関わる器の蓋は閉じることになり、次の必要な器へと流れます。これこそが、栄養素同士の相乗効果というものなのです。

以上、「三好塾」資料より

 

つまり、

コエンザイムQ10「3は俺に任せて、4に行ってくれ」

ビタインC「OK!サンキュー」

って感じですね。

 

このように多くの栄養素同士が助け合えるということで、たとえビタミンCの含有量が少ない食品でも省エネ効果で優先順位の低い方へも流れていくことができるわけです。一物全体食が如何に大事であるかもこれで納得できるでしょう。

 

また、サプリメントも単独の栄養素のものなら例外を除いては、食品と一緒に摂るとか、マルチボタニカルとして摂ることがより良いと思われます。

 

参考)

カスケード理論http://ameblo.jp/progress344/entry-11581535353.html

 

予防医研FOMANでは、一般向け「カスケード理論勉強会」を2017年1月より予定しております。

三好塾は、医療従事者向けの勉強会です。今年の4月より開講しております。