認知症Q&A
抜粋~
Q:卵が問題ないという根拠は?
A:分子栄養学の世界では、もう半世紀前から説明されていることですが、コレステロールは体内で約8割、食品から約2割のバランスで、細胞膜や胆汁酸、ホルモンの原料として働いています。人間の体は自動調整機能が働くことで食品からコレステロールを減らすと自動的に肝臓でその分多く製造し10割にしようします。つまり、それだけ肝臓に負担をかけているわけです。食品からしっかり摂ることで肝臓に余計な負担を強いらないようにすることは極めて重要です。肝臓は、他にも多くの仕事をするいわば化学工場ですので余計な活性酸素を増やさない為にも大事なことです。卵には、血中コレステロールを上げるミリスチン酸はほとんど含まれず、逆に下げる効果のあるオレイン酸が豊富です。さらに、卵白の部分はシスチンというアミノ酸、卵黄にはレシチンが含まれそれぞれ強力なコレステロール降下作用を持ちます。
Q:卵が認知症の予防になるという根拠は?
A:卵黄に含まれるレシチンの作用として、記憶力や集中力を高める働きがあり、脳には必要不可欠な栄養素です。また、卵には必須アミノ酸のメチオニンが豊富に含まれ、認知症の原因の一つでもある脳内海馬の働きにメチオニンが大きく関わっています。これはうつ病にも通じることです。
Q:これでは「卵を控えてコレステロールの薬を飲む」ということは、大変な認知症リスクを背負ってきたことになりますね。
A:認知症対策に国が支援を広げるのは大事なことで経済成長という観点からも必要なことですが、その原因を絶っていくことの方がより重要なことだと考えます。
おわり