アレルギーの原因はいろいろありますが、今回取り上げますのが不飽和脂肪酸のひとつ「アラキドン酸」。

アレルギーを発症させる原因として、
アレルゲン(刺激)→アラキドン酸の酸化→代謝物質→炎症(生体防衛反応)

アラキドン酸は、よほどの菜食主義者でない限り不足することはありません。また、過剰という問題も心配するに及びません。抗酸化対策はどんな状況でも必要ですが、アラキドン酸の酸化もまたそれは常であり、過剰や酸化が原因で深刻なアレルギーを起こすのであればほとんどの人が大変な状態になっています。

問題はバランスです。

以前にも記しましたが、人間の恒常性機能を維持するために微調整に関わるプロスタグランディンの原材料のバランスです。詳しくは→
食品中の栄養素の働き

・ジホモガンマリノレン酸
・アラキドン酸
・EPA


この3つの不飽和脂肪酸のバランスです。

ミネラルや脂肪酸はバランスが特に重要なのです。

まず、EPAをいかに摂るかということを意識すればいいでしょう。先に記した通り、アラキドン酸は普通の食事内容で不足することはなく、リノール酸からも合成されます。

ガンマリノレン酸からジホモガンマリノレン酸は合成されますし、ガンマリノレン酸はリノール酸から合成されます。しかし、トランス型のリノール酸からはガンマリノレン酸は合成できないし、また合成の邪魔でもあります。ガンマリノレン酸への合成を促すにはトランス脂肪酸を避け、ビタミンB6、亜鉛、マグネシウムを不足させることなく、またインスリンの助けを得る必要があります。これもジホモガンマリノレン酸を不足させないために知っておくべきことです。

EPAは基本魚の摂取ですが、αリノレン酸からEPAを作っていくことも、またそのEPAからDHAも作られるという連携を知っておくと効率的な食材やサプリを選ぶ際に便利でしょう。

ただ、なんだかんだでこれらすべて不飽和脂肪酸なので抗酸化栄養素はしっかり摂れていることを前提とすることが大事です。

注)アレルギー対策は奥が深く、以上の内容はほんの一例にしかすぎませんので、対策としてすべての人に当てはまることではありません。