今回は②③を検証します。
徳島県が糖尿病死亡率1位になったのは
②「車社会であること~女性の運転免許保有率が高い」
都会生活と比較することでわかります。私は、1980年からおよそ10年間は生活も仕事も東京でしたが(87年独立後は徳島との往復)、「歩く量」の違いは歴然としていました。
男性の車免許保有率はどこの県でもそう大差はないのですが、女性の保有率が高いというのは、徳島で住むには車がいかに生活や社会活動の中で必要であるかということを物語っているわけです。これは、鉄道網が都会ほど発達していないため交通のインフラを車中心に整わせているためです。
「歩く」ことが健康の王道であることからすれば、車中心の社会性は病人が多い理由になりえます。また、車の運転頻度が高いと自律神経の作用から血糖値が高い状態は正の相関関係になります。
それでは、「歩く量」であり、あえて「運動量」とは言わない理由をあげてみます。
運動自体がインスリン分泌量を増やすことから、「運動不足=糖尿」と単純にまず考えられます。
次に「運動」という範疇から「歩く」を検証します。
1、「歩く→筋肉を使う→ブドウ糖が筋肉に取り込まれる→血糖値を下げる」
2、「筋肉の多くは下半身にある→上半身よりも下半身の筋肉を多く動かす方が血糖値も下げやすくなる」
3、「歩く→細胞内ミトコンドリア活性→細胞内に多くのエネルギーを通常より多く取り込む→血糖値下がる」
興味深いのは3で、アメリカのニューキャッスル大学の実験では、糖尿病のグループの方がそうでないグループよりも同じ条件で歩く量において、多く細胞内にエネルギーを取り込んでいたということです。つまり、改善にも「歩く」ことは有効であるということです。
歩く量が少ない地域が必ずしも糖尿病発症や死亡率の増加につながるわけではありません。次の野菜摂取不足もそうですが徳島県はあらゆる条件が揃っているということを忘れてはいけないのです。
③「野菜の消費量が少ない」
これには、「意外」という感想が多かったのですが、ワースト1を記録したのは徳島市です。県全体でも全国平均からみて低い結果です。野菜の摂取不足と糖尿病に関しては、言うまでもなく栄養素のアンバランスです。繊維不足も関係しているのは間違いありません。
糖尿病をはじめ生活習慣病とは「代謝異常」であると正常分子栄養学では定義しています。
1、「野菜摂取不足→消化酵素の不足→代謝酵素の負担増→酵素不足→細胞内の化学反応の調整の異常(代謝異常)→糖のコントロールに異常→糖尿病」
2、「野菜摂取不足→栄養のアンバランス→インスリン合成に必要な栄養素の不足→糖尿病」
3、「野菜摂取不足→繊維摂取不足→糖吸収速度上→低血糖→インスリン分泌能力低下→糖尿病」
前回のブログから今回までの検証から
「糖尿病=砂糖の摂取が多い」という単純なものでないことが①②③からもわかると思います。
ちなみに砂糖消費量1位の熊本県は糖尿病死亡率は低く(37位)、砂糖摂取と糖尿発症の関連性が低い?と捉えてもおかしくはないのですが、熊本県の透析患者数は全国1位ですので(徳島県3位)、やはり砂糖と糖尿の合併症の因果関係は無視するわけにはいきません。これらはまだまだ分析の余地があります。
結論的には、糖尿病との因果関係要素は、今回のブログでの①~⑤で示すとおり単独的なものでないこということです。
次回は④⑤を検証します。
徳島県が糖尿病死亡率1位になったのは
②「車社会であること~女性の運転免許保有率が高い」
都会生活と比較することでわかります。私は、1980年からおよそ10年間は生活も仕事も東京でしたが(87年独立後は徳島との往復)、「歩く量」の違いは歴然としていました。
男性の車免許保有率はどこの県でもそう大差はないのですが、女性の保有率が高いというのは、徳島で住むには車がいかに生活や社会活動の中で必要であるかということを物語っているわけです。これは、鉄道網が都会ほど発達していないため交通のインフラを車中心に整わせているためです。
「歩く」ことが健康の王道であることからすれば、車中心の社会性は病人が多い理由になりえます。また、車の運転頻度が高いと自律神経の作用から血糖値が高い状態は正の相関関係になります。
それでは、「歩く量」であり、あえて「運動量」とは言わない理由をあげてみます。
運動自体がインスリン分泌量を増やすことから、「運動不足=糖尿」と単純にまず考えられます。
次に「運動」という範疇から「歩く」を検証します。
1、「歩く→筋肉を使う→ブドウ糖が筋肉に取り込まれる→血糖値を下げる」
2、「筋肉の多くは下半身にある→上半身よりも下半身の筋肉を多く動かす方が血糖値も下げやすくなる」
3、「歩く→細胞内ミトコンドリア活性→細胞内に多くのエネルギーを通常より多く取り込む→血糖値下がる」
興味深いのは3で、アメリカのニューキャッスル大学の実験では、糖尿病のグループの方がそうでないグループよりも同じ条件で歩く量において、多く細胞内にエネルギーを取り込んでいたということです。つまり、改善にも「歩く」ことは有効であるということです。
歩く量が少ない地域が必ずしも糖尿病発症や死亡率の増加につながるわけではありません。次の野菜摂取不足もそうですが徳島県はあらゆる条件が揃っているということを忘れてはいけないのです。
③「野菜の消費量が少ない」
これには、「意外」という感想が多かったのですが、ワースト1を記録したのは徳島市です。県全体でも全国平均からみて低い結果です。野菜の摂取不足と糖尿病に関しては、言うまでもなく栄養素のアンバランスです。繊維不足も関係しているのは間違いありません。
糖尿病をはじめ生活習慣病とは「代謝異常」であると正常分子栄養学では定義しています。
1、「野菜摂取不足→消化酵素の不足→代謝酵素の負担増→酵素不足→細胞内の化学反応の調整の異常(代謝異常)→糖のコントロールに異常→糖尿病」
2、「野菜摂取不足→栄養のアンバランス→インスリン合成に必要な栄養素の不足→糖尿病」
3、「野菜摂取不足→繊維摂取不足→糖吸収速度上→低血糖→インスリン分泌能力低下→糖尿病」
前回のブログから今回までの検証から
「糖尿病=砂糖の摂取が多い」という単純なものでないことが①②③からもわかると思います。
徳島県の砂糖消費量(全国30位)H25年
糖尿病が多い割には砂糖摂取量が全国比で少ない!
ちなみに砂糖消費量1位の熊本県は糖尿病死亡率は低く(37位)、砂糖摂取と糖尿発症の関連性が低い?と捉えてもおかしくはないのですが、熊本県の透析患者数は全国1位ですので(徳島県3位)、やはり砂糖と糖尿の合併症の因果関係は無視するわけにはいきません。これらはまだまだ分析の余地があります。
結論的には、糖尿病との因果関係要素は、今回のブログでの①~⑤で示すとおり単独的なものでないこということです。
次回は④⑤を検証します。