私ども「FOMAN予防医学研究会」の事業推進項目に「治療選択肢の情報提供」があります。これは最優先して標榜している項目でもあります。

一昨日、ガンを克服を強化する目的で厚労大臣が中心となって医療関係者、患者団体など約300人が参加した「がんサミット」が東京都内で開かれました。そこで「がん対策加速化プラン」が発表されました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000051627.html

この「プラン」の3つの柱は、
①受動喫煙防止や早期発見などの予防対策
②小児がんなど治療と研究
③患者の就労支援

そもそも、2005年に国が立てた「2015年までの10年間にガン死亡数を20%減らす」という目標がどこへ行ってしまったか?減るどころか増えているのが現状です。

私が把握している同プランの内容から鑑みると、仮に、今後10年を目標に柱としている上記の①②をさらに細かく対策や研究に取り組んでいっても、おそらく結果はこの10年と同じだということです。つまり20年間何も変わらないということです。

「治療の選択肢」を増やすことは、心理的にもプラスに働き、とてつもない相乗効果が期待できる一方で、自己責任も大きくなることは十分に心得る必要があります。そのためにも、選択肢を提供する側には情報の提供の仕方や正確性が問われます。選択肢を増やすということは、一言で言えば代替療法の普及ですが、日本では認知への壁がとてつもなく厚く、制度も含めて問題が多すぎるのが現状です。ただ、代替療法を選択すること自体には何ら非合法性はないので、選択肢を持つ重要性を広く啓蒙していくことで成果は生まれてくると思います。

治療選択肢に関する記事
予防医学教育   治療の選択肢   治療の選択肢を増やすために   代替療法とがん  

科学の発展(医療設備・技術の進歩)の人間の病気に対する貢献を100%否定はしません。しかし、科学技術の進歩の加速は人間の自然治癒力を無視し、自己再生能力や自己防衛力を衰退させるという論理に無頓着で、大きな不安を覚えます。

③の「患者の就労支援」に関しては、がん患者の就労状況を見てもかなり深刻な問題と受け止めており、また発症年齢の割合から考えても定年が延長されている状況下では喫緊の課題として取り組むべきことでしょう。

FOMANでも、事業内容の重要な柱の一つとして、患者の就労支援に限らず、ガン患者とその家族に対する各種支援活動を、セミナーや訪問アンケートなどを中心に本格的にスタートさせております。次回ブログではFOMANセミナーを紹介したいと思います。
FOMAN事務局