「若年性認知症」の年齢定義は、「65歳未満」ということですが、何か違和感を覚えます。現在、日本で約4万人いると言われ、症状としては、忘却により仕事に支障が出るなどの症状(?)があるなど若年層ならではのいろんな弊害があります。

「若年性認知症チェック」なるものがありましたので、私自身インターネットのサイトでやってみました。結果は、「心配はありませんが念のために病院へ一度いってみては?」でした。
このサイトだけに関しては「病院へ行こうキャンペーン」みたいなものなのですね。

順天堂大学医学部付属順天堂病院では、今年の6月から、若年性の認知症が疑われる40~50代を対象に週末検診を始めることになりました。若年性となると仕事を持つ人が多く、特に平日となると病院へ行くための機会をなくしやすいため、早期発見のためにも週末に検査入院(金曜日夕方から日曜日)できるようにということです。

この取り組みを否定する理由はありません。前置き程度で記したまでですが、ここで取り上げたいのは「若年性」という病気をやたらと耳にするようになったということです。もし、本当に若年性の認知症であれば、間違いなく原因は人間ドックなどの健康診断です。つまり、「検診→基準オーバー
(93%が何らかの異常と出る)→薬」ということです。統計的なことは別にして(あまり当てにならない)、私のこれまで四半世紀以上数千件のコンサルティング経験上、コレステロール降下剤(特にスタチン系)と降圧剤によるものであることが断言できます。

1980年あたりから、コレステロールを控えるもしくは断つ(卵は食べてはいけないなど)などの当時のCMや医師、保健師の間違った指導、さらに90年代以降、コレステロール降下剤の売り上げの急上昇。その数年後から認知症は増え続け、それをまた高齢化を理由にする。それでは同じ病気でも「若年性」がつく病気が増え続けているのはどう説明するのか?
参考)
タンパク質と酵素    高齢化を理由にするべからず

確かに、人間の脳は血液量が少なくなると自動調整機能が働いて脳内の血液量を増やそうとします。しかし、その人にとって必要な血圧を無理に数字合わせのために薬で下げるとその機能は追いつけません。降圧剤を継続して飲み続けると脳の酸欠と栄養不足がどのような結果をもたらすかは誰にでもわかります。コレステロール降下剤もその機序からはっきりと脳へのエネルギー不足が顕著に現れ、脳の神経細胞膜で脂肪酸組成における細胞膜微小環境が神経細胞の電気信号伝達にどれだけ影響し認知症につながるかを考えればコレステロールがいかに脳に必要かが容易に理解できるはずです。参考)
コレステロール(3)     認知症とうつ病(1)(2)(3)

いろんな病気に対する早期発見を目的とした医学的な試みや工夫も大事ですが、メディアなどがいろんな圧力によって根本的な原因となっていることをほとんど取り上げないような情報のあり方が続く限り何も解決しないでしょう。