菜食主義なるものを全面否定することはありません。しかし、デメリットとして、長期的には、ビタミンB12なども不足状態を招く可能性もあり、微妙なところでメチオニンの不足を考えなければいけないでしょう。このアミノ酸は身体のすべての細胞の組成と機能に不可欠であり、化学的コントロールの役目をする酵素の材料でもあります。メチオニンが不足すると体力や気力の低下など、比較的早期に不足症状が現れます。

また、ベジタリアンの方に不足しがちなビタミンB12は、動脈硬化やアルツハイマーの原因の一つと言われている高い血中ホモシステイン濃度を下げるために、肝臓で(ホモシステインを)元のメチオニンに戻すために不可欠です体内時計のリセットにも関わるので、不足が解消すると体調の改善変化が個人差はありますが非常にわかりやすいです。
(ホモシステイン参考)
闘う相手は病気や症状じゃない  中性脂肪を考える   うつ病(前)

ビタミンB12は体内でかなりの長期間蓄えが可能なので、ベジタリアンの方も動物性以外のもので摂る方法とか、きちんと勉強され正しい指導を受けて行っている場合は、おそらく想定内のことでしょう。

私のところを訪れる相談者の中にもベジタリアンの方はいらっしゃいますが、中には、意外な落とし穴に陥っている人もいました。それは、塩分の不足です。極端に野菜類が中心になると、人によっては大変なナトリウム及び塩化物不足になる可能性があります。これは特に夏など30度を超える日が続くと非常に危険な状態になることが考えれらます。発汗などで塩分が失われるのは即効的に不足症状が出ます。利尿剤もしかりです。塩分不足の症状は、筋肉のひきつりや痙攣から、悪化してくると心臓や神経系に損傷を与えます。さらには、胃で塩酸を作るのに必要な塩分が不足するわけですから厄介です。ちゃんとした(?)ベジタリアンの人はおそらく塩分の多い醤油や調味料を使っているはずです。

私の場合は、肉、魚、野菜、果物・・・普通に何でも食べます。ただ、野菜などは葉も根も茎、芯まで全部、魚は可能な限り頭~尻尾まで、果物は可能なものは皮から種までよく噛んで。生まれて58年になりますが、ブドウや巨峰の皮を捨てた記憶は全くありません。2歳くらいの時に両親が私のぶどうを食べている写真を撮っていますが確かに皮を食べています。よく見ると驚くべきことにふさまで噛んで食べています。肉ならできる限りいろんな部位を食べるように心がけます。特に日本人がヨーロッパ人に肉の摂り方で劣るのは、肉の部位が偏っていることでしょう。要は、肉にも種類だけでなく部位のバランスも大切ということです。参考)私の食生活公開   一物全体食

ということで、私の場合、計算も何も必要としないわけで、栄養のバランスほど簡単なことはないのです。今回の機能性食品という食品の機能表示。私の個人的な意見としては、論外の制度であり、消費者の健康維持・向上や病気予防には何ら関係も影響もなく、国の目的は他のところにあるのですから、健康・予防として見れば「稚拙」の一言です。