「加齢とともに衰えるものは?」・・・まず免疫、筋肉あたりが思いつくのではないでしょうか。

免疫力が落ちて、筋肉も落ちて・・・という考えから、筋肉量が減るから比例して免疫力も落ちるという知識もつける必要があります。

筋肉は体の主な発熱源であり、当然筋肉量が多い方が体温が高いということになります。体温と免疫には正の相関関係が実証されていますから、筋肉の多いと少ないとでは健康面では大きな差となってきます。

ガンを自然療法で克服した人で、筋肉強化に励んだ方も多いのですが、いくらがん細胞が熱に弱くても(がん細胞独自の血管は正常細胞に比べ熱に弱い性質がある)体温上昇だけでガン細胞を消滅できたわけではありません。

体温が上がるということは、血液循環も相当よくなるので、酸素供給能力もあがり、ガン細胞にとっては居心地が悪い状態になり、筋肉はインスリンを使わずにブドウ糖を取り込みますので、筋肉量が多いほどインスリンレセプターを多く持つガン細胞は、ブドウ糖という主食の栄養が絶たれていきます。    参考)
筋肉とガン対策

筋肉量を増やすことにプラスして、筋肉を動かすということも免疫増強に大きく貢献します。
まず、免疫に大きく影響するリンパの流れは血管と違い心臓のポンプ能力の助けなしで筋肉の動きの助けに頼るのみです。さらに人間の筋肉からは,生命の活性物質といわれる免疫増強物質マイオカインが分泌されます。このマイオカインの分泌量も筋肉量に比例しますが、筋肉を動かすことで(特に下半身の筋肉)分泌されます。ウォーキングなどは、歩くことでふくらはぎの腓腹筋(正確にはその奥のヒラメ筋が刺激される)が血液循環を促して酸素供給を高め、体温が上がり、さらには、太ももからマイオカインが分泌されるという免疫増強W効果が期待できるわけです。筋肉からは、100種類以上のホルモンが分泌されていて免疫アップ以外にも、いろんな効果が実証されています。
筋肉だけを取り上げても、ガン細胞が増殖する理由が見当たらなくなってきます。

短期間で筋肉をつけるようなパワーアップ目的以外は、筋肉は常に使っている状態がベストで、器具などを使わなくても、上半身は、腹筋に力を入れる(思い切り)ことや、手を思い切り握って(物を握るでもよい)
力こぶまで力を及ぶようにすることで自然と胸や腹筋、腕の筋肉はついてきます。下半身は、より多く歩くことを意識して、階段は特に優先して使うよう心掛け、笑う頻度も増やすことです。

「腹を抱えて笑う」という言葉がありますが、笑うときは、自然と腹筋に力が入ります。不思議なことに、爆笑しているときの腹筋は、思い切り、限界と感じるくらい力を入れたときよりも力が入っています。今私が研究している「笑いと筋肉」は、笑うと、力を抑えようとする何かが解除されるというものです。例えば、力こぶを作るときも手首をグット内側に曲げるとより筋肉こぶは力が伝わり硬くなります。これも「解除の法則」を利用したものです。

このように、筋肉をうまく使い増やすことで免疫機能向上法を進化させていくのです。