某大学病院が主催する市民講座をTVで拝見しました。主なテーマが「減塩」でしたが、パネルディスカッションのコーナーもあり、医師を始めとする各分野の専門家であるパネリストとの質疑応答もありました。あるパネリスト(医師)が「血圧は低ければ低いほどいいのです」と。また、Naの浸透圧に関する難しい教科書上の、現場ではまったく役に立ちそうにない理屈っぽい回答をする専門家など・・・
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また始まりそうな!私のぼやき!(絵文字はすでに爆発しているが)・・・今回は我慢して「減塩」という課題についていろんな角度から追求していきたいと思います。ぼやきが聞きたい方は→誰もが病人になる

近頃、食品大手各社が「減塩」に力を入れています。A社が塩分を30%抑えた即席めんを発売。この商品は国立の医療機関から認定を受けての発売らしい。あと、1食分の塩分を1gに抑えた業務用カレーをファミレス向けに発売するS社、塩分を抑えた品目を増やすM社など、食品各社による減塩ニーズを取り込む商戦が展開されています。

これらは、厚労省によるこの4月からナトリウム(食塩相当量)の基準引き下げを睨んでの対策です。食品会社の減塩の取り組みには私は異論はなく、逆に大歓迎であります。

塩分の摂り過ぎが健康上問題あるとする(データ)なら、外食や中食産業の発展が味覚を狂わせる惹起であり、家庭料理より外で買って食べた方がおいしいという趨向を作りあげてきたのでしょう。私が危惧するのは、外食・中食を利用する理由に、「楽だから」から「外食・中食の方がいおいしい」と変化してきたことです。

これが、塩分の摂り過ぎの問題として解決していかなければいけない最重要課題と認識します。

外食・中食産業の発展→添加物・塩分・糖分の摂取量が増える→味覚障害につながる栄養素の欠乏→味が濃いものを好む→さらに味覚が狂う→味が濃いものでないと食べなくなる→外食・中食の機会が増える~このスパイラルが「塩分の摂りすぎ」なのです。結局、家庭でも味付けが濃くなっていくという最悪の事態を招くのです。

たまに外食・中食をする程度であれば、お弁当も含めて普通に家庭で作るものに、明らかに摂り過ぎでない限り、減塩などを意識する必要なんて全くありません。「みそ汁を具沢山に」・・・まあおいしければそれでOKですが、一つ例をあげると、そんなに沢山具を入れなくても普通に適当に味噌汁に合う具をいろいろ変えながら食べていけば、味噌のもつナトリウム排泄パワーはすごいものがありますから、まったく問題なしです。

また、塩分が原因で高血圧になる確率は(腎臓に問題がある方は別として)1~2%レベルです。ナトリウム濃度が濃くなると血中の水分量が増え血圧が上がるというのは、あくまでも化学の教科書に載せる理論です。体内では、そんな単純な理屈は通用しません。大雑把な栄養素のバランスを整えれば良いわけで、TVなどで「この病を防ぐために必要な栄養素を効率よく摂れるように」などのレシピを紹介することがありますが、あまり意味を感じません。理由は、体は全てつながっているということです。つまり現象学的な解決のためのレシピであり、原因解決には的外れです。目的を変えればまた別ですが。

家庭で作る料理であれば、常に言うところの「あらゆる食材を、可能な限り全体食で、規則的なリズムで、よく噛む」を心がければそれでOKです。(全体食とは煮汁・ゆで汁も含みます)(咀嚼回数が多ければ腹八分目の意識は不要)

外食・中食を一切避けようとしたら、現在のこの社会構造の中で、おそらく心理学的に社会行動学的に体を害する要因が沢山生まれてくるでしょう。その時代の環境にある程度順応できる体質にしていくことが最も重要で健康値が高くなるのです

つまり、「減○○」などのデメリットも知り、免疫力を上げるための筋肉強化にプラスして免疫をコントロールできる体質をつくり、体中に栄養と酸素を行き渡らせるために自律神経を正常に働かせ、血管を丈夫にする(平滑筋を鍛える)手法や排毒力を身につける方が、健康値の点数の良さは「~を減らす」ことに比べ雲泥の差となって現れます。

現代社会において、人間としてバランスよく生きていくには、今回の食品メーカーによるナトリウム摂取基準の改定に準じて塩分を抑えるという商品開発などの取り組みは、大いに(塩分減ということにおいては)賛同できるのもです。