前回よりつづき 

1、        降圧剤、コレステロール降下剤(スタチン系)

           2、       心理的ストレス
                  
           3、       
脳エネルギー非効率性


 今回は、1と2について記していきます。

 1、降圧剤によって、必要以上に血圧を下げられている人が圧倒的に多く、個体差から基準値範囲に当てはめる必要のない人が、無理に薬で当てはまるように指導されている問題。血圧は必要に応じてその値に自律神経が作用して調整します。その生体(維持)機能を無視して血圧を下げ続けると、最も血液(栄養と酸素)を必要としかつ血液が行き渡りづらい脳に血液不足が起こり、特にアルツハイマー病において海馬は少しの血液不足でもその脆弱性によって萎縮する可能性が高くなります。
 スタチン系のコレステロール降下剤によって、コレステロールの体内合成がその過程で遮断されると、合成過程での副産物であるエネルギーを生み出すために必要なユビキノンが産生できません。ここに大きな問題があり、脳のエネルギ―源はブドウ糖ですが、高エネルギー分子の受け入れに必要なユビキノンが産生できないようにするのは大問題となるわけです。特にスタチン系のコレステロール降下剤の服用を止めると元気を取り戻す人が多いのはこのような理屈からです。普通、不足することはないのがユビキノンですが、このように薬の作用で遮断されてしまってはどうしようもないのです。つまり、脳がエネルギー不足になり、異常が起こってくるわけです。

2、心理的ストレスは、当然のことながら脳への血流を悪くすることになりますので、まず虚血に敏感な海馬が影響を受けることになり、アルツハイマーの初期段階の症状が現れやすくなるタイミングがくるのです。また、自律神経から考察するとストレスの「長期化」が脳への影響をより強くしていきます。特に、大脳辺縁系の古皮質(情動脳)の部位に「怒」「哀」が長期的に続くと活性酸素の影響が強く出てきます。ストレスによって血流が悪くなるので、酸素供給も減るため情動脳の活性酸素の量も少なくなるのが道理と思いがちですが、つまり、「長期化」が問題、というのがそこにあるわけです。ましてや、情動脳を新皮質に比べて活性酸素の害にさらされやすいということから理解していくことです。

  科学的不均衡論によって、SSRIはセロトニンの再取り込み阻害してシナプス間のセロトニンを増やしているわけですが、うつ病患者と言われる人にとって、うつの原因はセロトニン量とは関係ありません。むしろ、うつ症状のある方でセロトニンが多い人もいます。ここにSSRIが入ると大変なことになります。要するに、セロトニンが少ないからうつになるのでなく、うつになるとセロトニン量が少なくなるというケースが多いのです。しかし、それ以前の問題で、セロトニン量を検査したところで脳内のセロトニンの量とは一致しないのです。セロトニンやドーパミンなど必要なことは量でなくリズムであることを知るべきです・

次回3へ続く(解決編)