糖質制限否定)
糖新生がタンパク質(アミノ酸)を使って合成されるということは、それなりにタンパク質の消耗は大きくなるわけですから、デメリットを考える必要があります。

糖新生で使われるタンパク質は多くが横紋筋(骨格筋)からなので、これは大きな問題です。骨格筋の主な働きは次のようなことです。

・歩く、走る、持ち上げる等(身体を動かす)
・発熱   
参考)低体温という病気  
・基礎代謝を維持する
・骨、内臓、血管、関節などを保護


骨格筋量の低下は重大な疾病や症状の連鎖を引き起こすことになります。また人間の基礎代謝の多くが骨格筋での代謝です。基礎代謝は消費総カロリーの六割以上を占めますので、「ダイエット=糖質制限」は理論的には本末転倒ではないでしょうか?

糖質制限肯定)
しかし、この「糖質制限→筋肉量低下」にはエビデンス(科学的根拠)がありません。実際に糖質制限をして筋肉量を測っても落ちないケースや筋肉がやせて見えたのは実際は筋肉でなく筋肉内の脂肪が減っただけというケースがあるということなのです。根幹的な「糖質制限」の賛否は以上のようなことです。

私の考え方)
糖質制限は、要するにタンパク質を人間の個体差から絶対量を必須とした上で糖質との相対的量を経験的に測っていくことで、「賛否」というものは無意味ということに結論付けます。

「筋肉量が減る」「筋肉は減らない」・・・どちらもタンパク質さえしっかり摂っていれば糖質制限はOKのはずです。ただ、病気でない人には、「糖質を制限をすることよりも摂り過ぎない」という考え方に心理学や社会行動学などを含めた総合的評価として支持できます。

ただし、ガンに罹患してしまったら、糖質制限に対する考え方はまた複雑になってきます。参考)
筋肉とガン対策    ガンと三大栄養素

さて、もう一つの糖質制限の問題を取り上げます。つづく