膠原病、潰瘍性大腸炎など数多い炎症性の病は単純に考えると「炎症を鎮めること」が何より大事であるということになります。
そのためには、まず血流を抑制し体を冷やすことが鎮静への近道であることも理解できます。消炎鎮痛剤やステロイド剤がその役目を果たしてくれるわけです。

ところが、「炎症性の病気は交感神経の過緊張で起こる」ということを知らないと治療は逆効果という結果になります。

簡単な理屈で言うと、確かに副交感神経が高まることで血流が盛んになり炎症を起こしやすくなるということになりますが、人間の自律神経の特徴の一つである「反動パワー」の仕組みが理解できますと、いかに副交感神経の働きを促すことが根本治療に必要であるかが理解できます。

つまり、
薬で血流抑制→一時的に炎症抑える→交感神経緊張(消炎鎮痛剤、ステロイド剤で過緊張へ)→過緊張反動で副交感神経が過亢進→さらに悪化する

とうことです。

炎症を止める薬は効果が強くなるほど血流の抑制効果が強くなり交感神経の過緊張はさらに別の問題を沢山引き起こしてきます。当然免疫が低下するし体温も下がります。その影響は計り知れません。

昔はその強烈な副作用で最後の手段的にそれも短期間という限定で使用されいたのがステロイド剤。現在では、長期間に渡って持続療法として使用されいるケースも多く、たとえば重度の冷え性などもこれが原因で起こります。

膠原病は、強すぎる免疫によって自己の細胞を攻撃することで発症します。当然理屈から免疫抑制剤を使います。しかし、膠原病という病の特徴は、白血球の中身をみればわかりますが、顆粒球が多くてむしろリンパ球は少ないのです。

つまり、膠原病は免疫過剰の病気ではなく抑制されている病気なのです。

大事なことは、栄養素療法を始めとした「免疫のコントロールの正常化」なのです。