抗がん剤との闘い

抗がん剤による副作用にも関係してきますが、投与することで体内では様々な老廃物が増えてきます。老廃物はその80％ほどを静脈が回収するわけですが、残りの20％がリンパ（脂の流れ）がその役目をします。この時期は脂肪はリンパの流れという点から控えた方がいいでしょう。体温低下の原因にもなり得ます。

抗がん剤でガン細胞を完全に死滅させることは不可能ですが、人間のもつ免疫で死滅したガン細胞は、肝臓で老廃物として処理されると腫瘍マーカーが跳ね上がる場合があります。悪くなっているどころか朗報なんですね。

抗がん剤でガン細胞が小さくなることはありますが、これが最も注意しなければいけない状態であることを認識しなければいけません。ガン細胞が抗がん剤の効果で小さくなると遺伝子を組み換えながら抗がん剤に対抗する遺伝子をつくり（農薬と害虫の関係と同じ）、よりパワーアップしたガン細胞に成長してしまいます。

今年4月に某大学病院の「カフェイン併用化学療法」で倫理指針違反が報じられましたが、これも抗がん剤対抗遺伝子によるガン細胞の狂暴化を防ぐための臨床実験でした。私は有効とみていますのでまたいずれどこかの大学病院でも臨床試験が行われることを期待します。しかし、倫理違反とは非常にもったいないことです。

つまり、「抗がん剤が効いているようです」は、ある意味「死の宣告」と捉えてもいいでしょう。

抗がん剤治療の選択をする結果になったときは、抗がん剤投与の直前まで（具体的にはここでは割愛しますが）解毒、特に重金属と言われる有害ミネラルを十分に排毒しておく必要があります。