前々回「疲れと病気」の中で「臓器の疲れ」を取り上げましたが、具体的にみていきたいと思います。

「疲労感」で原因が不明なものは、問診で突き詰めていくしか探る方法はありません。また、中途半端な診断では根本原因が「副腎疲労」であるのに「うつ」と判断されてしまこともあります。

「副腎疲労」は米国では確立されている病気ですが、日本では残念ながら医学部でも学ぶことはありませんので、当然のことながら、病名すら知らない医師が多いというのが現状です。

確かに問診すると「うつ」の症状に酷似しています。というか「軽度のうつ」と診断してもおかしくありません。ただ、うつに対する治療をしたところで原因が「副腎疲労」ですから治せないのは当然です。

副腎からのコルチゾール(ストレス対抗ホルモン)というホルモンは、その働きが終わるとDHEAというホルモンが正常に分泌することでその酸化が抑制されるようになっています。つまり、副腎からのDHEAが弱い状態でコルチゾールが働きを終えて酸化することで、「疲れやすい」「倦怠感」「何事にも意欲を出せない」などの症状が出ます。副腎が疲労状態になると→{コルチゾール>DHEA}の状態になっています。

しかし、現在の日本の病院ではDHEAの値を調べることが出来たとしても、その値が低くても薬は処方されません。「うつ」と診断されて抗うつ剤が処方されてしまうのです。

私の場合は、「超問診」で26項目の質問をして「副腎疲労」であると大体の判断をすれば、その場合はとりあえずビタミンCとビタミンEを就寝1時間前くらいにそれぞれ2000~2500㎎、800IUを摂ってもらいます。翌朝の寝起きが自分なりにすっきりしていたらほぼ「副腎疲労」と判断していいと思います。人によっては3~4日目に結果が出る人もますが、5日~1週間以上続けても良くならなければ原因が別のところにあると考えた方がいいえでしょう。

日本にも「副腎疲労」と「うつ」の違いに着目し、栄養素治療する医師がいますが、ビタミンCのみで行なっています。もちろん否定はしませんがビタミンEの有効性も理論的には決して無視できません

ビタミンCは特に副腎が疲労していたら吸収率は相当上がります(優先的に副腎に行く)ので上記の量を思い切って摂ってみてください。ビタミンCとEで副腎に十分な休養を与えてかつ出来るだけストレスから解放されるようにできればいいでしょう。