人間は運動直後に筋肉内でのタンパク質の取り込みが促進されます。要するに筋肉のことを考えると運動直後に体にプロテインを入れるが効率的であると言えます。運動直後に食事をすることはちょっと無理がありますので、こういう場合のプロテイン活用はいいのではないでしょうか

これから暑い夏を迎えますが、暑いと体温上昇を抑えるために皮膚の血液量を増やすようになります。結果、汗の材料は血液ですからその量が増えると汗をかきやすくなります
汗

血液量を増やすために大きく関わっているのが肝臓でつくられるアルブミン(タンパク質)です。このタンパク質は運動直後であれば例えば牛乳を飲むとどんどん増え、血管の中に水分を取り込み血液量が増え皮膚に血液が沢山入って汗腺に水を供給します。これで汗を沢山かくようになるのです。

汗で水分と塩分の両方が排泄されますが、水分だけ補給しても塩分が足りなくなるので、塩分とのバランスをとるために水分が早めに出されてしまうので、これで脱水状態になります。

ただ、塩分を補給するといっても運動以外ふつうの生活の中では食品に含まれる塩分で十分です。しかし、運動などで特に多く汗をかく場合は余分に塩分補給が必要です。その理由は、汗腺には出ていこうとする塩分を再吸収する働きがありますが、運動などで余分に汗を多くかくと再吸収し切れなくなり、塩分を摂らないと血液量も増えないし回復も遅くなります。

さて話をプロテインに戻しますと、プロテイン補給は使い方によって非常に有益ですが、若い人達が筋肉をつけるためにプロテインを多飲するする話をよく聞きます。サプリメントでかなりの量を摂ると肝臓障害やそれに連動していろんな症状が出ますので気を付けることです。また、プロテイン過剰はカルシウムも多く消費するので気を付けなければいけません。もし「貧血」という症状が出たら即やめることです。