4月13日付け「自助努力」でも記しました「医療制度の充実が生み出す副作用」はまず高齢者に如実に現れております。複数の診療科や病院に掛かることで原因解明や早期改善につながる可能性もある一方で薬の多剤大量処方が問題になる問題をはらんでいるのです。

日本の世界に誇る公的医療保険制度により「安く手に入るものはもらておけ」みたいな安易さは、本来の目的をを履き違えてしまっているように思われます。これは処方する側にも大きな問題があるわけで、突き詰めていけば医学部では「薬の使い方」はあっても「薬の減らし方」という教育を殆ど受けないというところにどうやら原因がありそうです。

結果、「薬で副作用が出た」→「副作用を抑える薬を処方」~このようにどんどん薬が増え、さらに長期化していくわけです。

患者に治療の選択肢をもっと幅広い分野で可能にさせ、医学がそれを専門家としての視線で容認していくことが重要で、インフォームドコンセントなどは医療という領域内での視野の狭い中での「患者の意思の尊重」と言えるでしょう。