「むくみ」の多くは静脈の血流が悪い(滞っている)ことが原因ですが、歳を重ねていくと「むくみ←→腎臓病」と心配される方も多く見受けられます。

まず、ほとんどは心配がない「むくみ」と思えばいいです。多くは朝起きたときに手や顔がむくんでいるケースと思いますが、就寝中は水分コントロールが活動時に比べあまり上手くできないので、体に水分がたまることでむくみます。少し時間が経てば「むくみ」はひいてきますが、気になるようでしたら温かい飲み物ですばやく水分コントロールができます。

皮下脂肪が多かったり、便秘の人などもむくみやすい体質になります。皮下脂肪は水分や老廃物を溜めやすく、便秘がひどいと内臓まで圧迫して(女性の場合、子宮など)リンパの流れを悪くしてしまうからです。

「ここ最近急にむくみが気になるようになった」とか「いつもとむくみ方が違う」など変化を感じたら要注意です。

腎臓病が心配な場合は、①「特に顔が(かなり)むくむ」②「両足がむくむ」のが大きな特徴ですのでチェックしてみましょう。他にも倦怠感、息切れ、貧血などの症状があれば慢性腎臓病を疑わなければいけません。一時的視力低下の症状が現れてくるとかなり進行していることになります。

②の場合は心臓と肝臓に問題がある場合も考えられます。ちなみに片足だけがむくむ場合は、リンパ、血流が問題の原因であることが多いです。①は甲状腺機能低下症でも現われやすく、「倦怠」以外でも「便秘」「耳鳴り」「冷え」「足がつりやすい」などが現れることで見分けられます。

心臓に問題があって心不全まで至るような人に現れる症状としては、「足のむくみ(すねの骨の上を5秒間押さえて凹みがもどらない)」「夜間頻尿」「疲れやすい」「階段などで息切れ」「横になると息苦しいが起きると楽になる」などがあげられます。

タンパク質とビタミンB1不足も「むくみ」の原因になります。
塩分濃度と血漿タンパク濃度で血液中の水分量は調整されていますが、血中のタンパクが減ると、浸透圧の関係でその分の濃度が維持できなくなり、特に毛細血管で血中の水分が血圧によって血管外に押し出されて毛細血管周囲の組織が水浸しになることで「むくみ」がでます。

砂糖や加工食品などの摂り過ぎは確実にビタミンB1不足につながります。白砂糖などはその毒性を排除するために多くのタンパク質が動員されますので上記のタンパク質不足にもなり、ビタミンB1も多く消費されます。イライラ、物忘れ、ぼんやり、だるい、食欲不振、動悸、息切れ、痺れなどの症状が現れてきたらビタミンB1の不足による「むくみ」です。