漢方では「上医」「中医」「下医」というランクがあって、「上医」の定義は「健康な人を病気にさせない医者」で「下医」は「病気になった人を治療する医者」。つまり、いかに予防医学というものに対する評価が高いかということです。ちなみに「中医」は例えば「血圧が高いから将来的に脳卒中など大事にならないように治療していきましょう」という、どちらかというと予防医学に近い位置です。
殆どの病気の原因の7~9割が生活習慣によるものです。糖尿病などは9割がそうです。
生活習慣を正すことが最も優先されるべき治療であるということです。
待合室で1~2時間も待って診察は数分。データ画面ばかり見てすぐに薬のことになる。
欧米では一人の医師が一日に診察する患者数は10人程度と言われています。日本はおそらく30人以上近く診ているはずですから3倍以上です。そして欧米ではそう簡単に薬は出しません。生活習慣面でのいろんなアドバイスをしてくれます。これは、医師になるまでの医学部からの教育カリキュラムや教育環境の違いからもきているのでしょう。
欧米というと西洋医学というイメージがありますが、日本に比べるとずっと「上医」に近いやり方をしているんですね。ヨーロッパの多くの病院では、もうずいぶん前から高血圧の患者に対して薬より優先して野菜スープを飲むことを指導しています。
長年言い続けてきたことですが、「検査=予防」という考え方を持ってはいけません。日本の考え方を否定ばかりして気を悪くしている人もいるかと思いますが、日本がどんどん医学の後進国になっていくことはくい止めていかなければいけません。
日本では、検査での基準値が段々厳しく設定されるようになってきました。今や人間ドックで「異常」判断される割合が92%と言われています。100人検査したら、問題ない人がたったの8人ということです。
CTの保有台数は100万人当たりの計算で、世界中の病院の平均台数の約4.5倍。MRIに関しては約3倍とのことです。対人口比世界1です。検査数、病人数を増やさざるを得ない状況になっているのも事実です。
それでは、それだけ多くのCTやMRIを導入する「動機」は何なのでしょうか?これは東京大学出版会が出版している本によって分析されていますが、「同じ市場で競合する病院のハイテク機器の保有率が上がれば上がるほど、病院のCT導入率が上がる」という結果です。つまり、日本人特有と言われている「隣が買うから自分も(競って)買う」ということ。
現在の日本の診療報酬制度下では病院間の価格競争が出来ないところで、こういった「ハイテク機器導入競争」が起こっているわけです。検査の基準値が厳しくなるほど病人は増える。病人が増えると必然的にそういうハイテク機器を使う機会がさらに増える。結果薬の需要も増える。
検査の種類が増え、基準値が厳しくなって「病人」と呼ばれる人が増えることよりも、私が危惧するのは、それで薬漬け、放射線付けになる人、がん検診の早期発見によって手術が不要な人までメスを入れられ、必要のない辛い治療に入ってしまう人が増えることなのです。
真の予防医学とは?日本が世界に取り残されないようにこれからも微力ながら啓蒙していきたいと思います。
殆どの病気の原因の7~9割が生活習慣によるものです。糖尿病などは9割がそうです。
生活習慣を正すことが最も優先されるべき治療であるということです。
待合室で1~2時間も待って診察は数分。データ画面ばかり見てすぐに薬のことになる。
欧米では一人の医師が一日に診察する患者数は10人程度と言われています。日本はおそらく30人以上近く診ているはずですから3倍以上です。そして欧米ではそう簡単に薬は出しません。生活習慣面でのいろんなアドバイスをしてくれます。これは、医師になるまでの医学部からの教育カリキュラムや教育環境の違いからもきているのでしょう。
欧米というと西洋医学というイメージがありますが、日本に比べるとずっと「上医」に近いやり方をしているんですね。ヨーロッパの多くの病院では、もうずいぶん前から高血圧の患者に対して薬より優先して野菜スープを飲むことを指導しています。
長年言い続けてきたことですが、「検査=予防」という考え方を持ってはいけません。日本の考え方を否定ばかりして気を悪くしている人もいるかと思いますが、日本がどんどん医学の後進国になっていくことはくい止めていかなければいけません。
日本では、検査での基準値が段々厳しく設定されるようになってきました。今や人間ドックで「異常」判断される割合が92%と言われています。100人検査したら、問題ない人がたったの8人ということです。
CTの保有台数は100万人当たりの計算で、世界中の病院の平均台数の約4.5倍。MRIに関しては約3倍とのことです。対人口比世界1です。検査数、病人数を増やさざるを得ない状況になっているのも事実です。
それでは、それだけ多くのCTやMRIを導入する「動機」は何なのでしょうか?これは東京大学出版会が出版している本によって分析されていますが、「同じ市場で競合する病院のハイテク機器の保有率が上がれば上がるほど、病院のCT導入率が上がる」という結果です。つまり、日本人特有と言われている「隣が買うから自分も(競って)買う」ということ。
現在の日本の診療報酬制度下では病院間の価格競争が出来ないところで、こういった「ハイテク機器導入競争」が起こっているわけです。検査の基準値が厳しくなるほど病人は増える。病人が増えると必然的にそういうハイテク機器を使う機会がさらに増える。結果薬の需要も増える。
検査の種類が増え、基準値が厳しくなって「病人」と呼ばれる人が増えることよりも、私が危惧するのは、それで薬漬け、放射線付けになる人、がん検診の早期発見によって手術が不要な人までメスを入れられ、必要のない辛い治療に入ってしまう人が増えることなのです。
真の予防医学とは?日本が世界に取り残されないようにこれからも微力ながら啓蒙していきたいと思います。