これまで27年間、相談を受ける際にいろんな方の検査結果をみてきましたが、医師からも指摘されてのことと思いますが、やはり問診ではコレステロール値が一番の関心事と心配事になっていますね。

しかし、一回のその時だけの数値を基にしたアドバイスは無責任極まりありません。注意すべきことは「変化」です。病気があって、定期的に検査を行われている方はこれまでの数値の推移と変化をチェックしましょう。

コレステロールでも、LDLの数値が一番気になるところでしょう。しかしながら、LDLが高いから(高すぎるから)コレステロールを下げる薬を~という治療の流れに疑問を抱きます。

LDLの数値よりも、まず中性脂肪の数値とその変化推移を見て、中性脂肪が高ければ、生活習慣をヒアリングし、その改善を具体的にアドバイスすることが大事(優先)です。

中性脂肪も体には必須のものですが、今回はそのメリットは割愛します。

中性脂肪の値が高い」とか「基準内ではあるが前回よりも高くなっている」場合に気をつけていくことです。

中性脂肪が高いと肝臓をかなり強く刺激してコレステロールの生成を促しますが、逆に善玉であるHDLの生成を抑制するようになります。

特に中高年の方には、心臓の状態を表す数値も参考の一つにさせていただいています。理由は、ホモシステインの状態を知るためです。この値は特に心臓の危険因子としてはっきりしているからです。検査でも調べることは可能です(基準値約12μM/ℓ)。また、この値が高かったらビタミン不足を示す初期の指標でもあります。

このホモシステインの状態を知ることで、LDLコレステロールの酸化の危険性も察知できます。LDLそのものは高くても何も怖くありません。怖いのは酸化したLDL(変性LDL)です。そしてLDLコレステロールを酸化させる最も危険な因子活性酸素よりもむしろホモシステインなのです。

すなわち、抗酸化力をつけて活性酸素に対抗したり、ホモシステイン値を下げることでLDLコレステロールは強い味方でいてくれるのです。何せ人間の体には無くてはならないものですから。

高いホモシステイン値は他にも、心臓病など血管の病気、糖尿病、解毒機能の低下などいろんな原因になります。

中性脂肪が高いと厄介な理由がもう一つあります。それは「超悪玉」と言われるLDL(sdLDL)です。このコレステロールはサイズが細かいため、多くてもLDL値は正常になる場合があります。超悪玉はサイズが小さい分、より動脈硬化を進行させやすく、数値上もわからないのでどれだけ超悪玉が酸化しているかも把握しにくいのです。中性脂肪を下げることや抗酸化、ホモシステイン値を下げることの重要性がここからもよくわかりますね。

検査結果をみて、単にLDLが「高い低い」で状態が判断できるものでないということです。

ホモシステイン対策のサプリメントも多くありますが、要はビタミンB6、B12、葉酸です。こういった栄養素が多く含まれた、ホモシステインを増やさないために摂っていただきたい食品は以下の通りです。