まず最初に、「冷え」=「低体温」ではないということをご認識ください。原因の共通点は確かに多いのですが、実際に冷え性の人でも低体温でない方は沢山いらっしゃいます。

冷えは女性の代名詞みたいになっていて、体の構造上(筋肉の量や内臓の数の違い)からも確かであります。ということは、構造上、冷えには有利な男性の冷え性は女性のものより厄介と捉えた方がいいでしょう。

他の症状にも言えることですが、最近とかここ1~2年とか、以前は冷え性でなかった方が冷え性になるのは黄色信号です。特に体質の中期的な変化は見逃してはいけません

冷え性はタイプがあるのでここでおさえておきましょう。タイプを知って対策をとらないとどうにもなりません。

四肢末端型」(A)、「下半身型」(B)、「内臓型」(C)の3つに分かれます。

Aの特徴)・手と足の先が常に冷たい・朝はあまり汗をかかない・食事量が少なめ・特に寒いところで手足の指先が冷たい・冷えると頭痛になる。このようなタイプは体内で熱を作る能力が低く、熱を運ぶ力も弱いタイプです。温めても効果はでないです。比較的若い女性に多いです。

Bの特徴)・足が特に冷える・朝、上半身に汗をかきやすい・食事量は普通・寒いところで足がを中心に腰あたりまで冷たい・冷えたら上半身や特に顔がほてる。このタイプは加齢に伴い冷えが増してきて、更年期障害からの冷えと判断してほぼ正解です。

Cの特徴)・冷えていても手足は触ると温かい・朝、全身に汗をかきやすい・食事量が多い・寒いところでは下腹、太もも、二の腕が冷たい・冷えたらお腹が痛くなったり張ったりする。

該当する項目が多いのがあなたのタイプです(特に下線の症状は該当率が高い)。

Aに該当が多い人)
常に(無意識な部分も含めて)疲労感をもち、代謝が下がっているために熱が作れていません。疲労は筋肉の硬直が主な原因です。筋肉が固くなっているところに、交感神経亢進により血液循環が悪い状態になると冷えがかなりきつくなってきます。さらには腸の問題です。「食欲不振」があれば、胃酸の分泌が少し弱いために腸の免疫システムが侵入してきた細菌や血中でもれた食品の分子に対して抵抗性を増し、この作用から冷えの症状を起こしているとも考えられます。

Bに該当が多い人)
多くは更年期障害が原因です。さらに下半身の血流が悪い状態から下半身が冷えることで上半身に熱(血液)が移動して顔や上半身がほてるのです。加齢による更年期障害が原因であることが多く、冷え性ということに関しては過度な心配は要りません。

Cに該当が多い人)
表現的には「熱が逃げる」タイプと言ってもいいでしょう。比較的夏により冷えるようになります。理由は冷房で体を過度に冷やすと熱を逃してしまうからです。また、手足は温かいのにお腹辺りが冷えるのは手足に血液(熱)が行ってその分内臓の方に血液が行っていないという証です。

次回は「対策編」