「現在の野菜の栄養価は昔に比べてかなり下がっている?」確かに栄養価が下がっているのは皆さんご存知の通りです。

しかし、食品成分表の数値を鵜呑みしてはいけません。以前にも記しましたが、1982年(四訂)までは栄養価が最も高い旬の時期の野菜がサンプルで測定されていました。しかし現在では1年を通して平均的に栽培されている野菜の状態が表されているのです。

また、昔のビタミンCなど測定するための古い分析技術ではビタミンCでないものまでビタミンCとして測定していたため実際よりも大きい数字が発表れていました。現在では、純粋なビタミンCの量だけが表されています。つまり数字ほど実際に差はないということです。

さらに、最近では栄養士の先生方などが創意工夫して栄養価を落とさない調理法なども研究し発表されています。

このように思っているほど現在の野菜を始め食品の力は弱くないのです。

現在では各種いろんな栄養素の不足をチェックできる検査があり、非常にすばらしいことであります。しかし、検査で、ある栄養素の不足が導き出されても果たしてその栄養素が相対的にも絶対的にも少ないからイコールその栄養素を補えばその人の予防や改善につながるのでしょうか?

答えはNoです。というよりその栄養素の不足量を解消するだけで改善する確率は身体条件など個体差からみれば極めて低いということです。答え探しをして結果出るほど人間の体は単純ではありません。逆にそんなに神経質なる必要もありません。

なぜ、ストラテジストなど専門家の予想が皆違い、あれだけの勉強と経験を重ねても予想がはずれのでしょうか?それは机上の理論に対して経済は人の感情や性格、天候などの自然現象も含めて何もかもが複雑に絡み合っているからです。明らかに弱い部分を改善して経済が健康なるか?なりません。この複雑に絡み合っているということが人間の体でも同じことが言えるわけです。

不足しているとわかった栄養素を補うことを否定しているのではありません。明らかに悪いものは別として、とにかくいろんな食品を食べることを前提にするということです。

さらに食品の出来るだけ隅から隅まで食べること。食品の普段食べる部位と捨てているような部位(頭、尻尾、種、皮、茎、芯など)や聞いたこともないような成分と一般に知られている成分の組み合わせ。これらはかなりの相乗効果を発揮します。そこに不足しているとわかっている栄養素をサプリメントなどもうまく利用しながら摂ることで理想的な相乗効果が生まれるはずです。

もちろんこれが100点満点ということではありません。人間の体はそんな単純なものでないですから。ということは逆に人間の体の中では頻繁に奇跡も起こっているということです。ですからいろんな成分が複雑に絡み合った食品を体に入れないと奇跡も起こりにくくなるのです。

病気とはどれか一つの栄養素が足りないために起こるのではなく、もっと複雑に絡み合ったもので臨床的症状だけみたのでは詳しいことはわかりません。また症状が一つだからといって、その原因が一つとは限りません。