今から401年前、当時を代表する剣士二人が歴史的な決闘をしました。「巌流島の決闘」宮本武蔵と佐々木小次郎。

二人の実力からすれば勝敗は時の運。剣の腕の差ではなく準備と具体的イメージの有無の差が後に注目されるようになりました。用意周到とは宮本武蔵のためにあったような言葉で、勝っても(生)負けても(死)その両方の具体的イメージが出来ていた武蔵は真の強者と言えるでしょう。

私は常に、何かに取り組むとき考え得る最高の結果と最悪の結果の両方をイメージします。起こった結果は、すべて想定内であるということが大事で、想定内であれば最悪の場合でも巻き返しに余裕とある程度の準備もできています。最高までいかなくても想定内のよい結果であれば次の目標に向けた行動に即座に移せるでしょうし、また最高を設定していなければその出した結果までも達しなかったかもしれません。

そして最も大事なことは「想定内=低ストレス」ということです。逆に言うと「想定外」ほど強烈なストレスはありません。

病中も自分が治った後の具体的イメージは免疫を上げるだけでなく、自然の法則どおりであれば、前向きな考えには、それ相応の結果が引き寄せられてくるものです。

重い病気の人に「後ろ向きなことを考えちゃダメ!」という励ます言葉もあります。しかし病人である本人は嫌でも最悪のことは考えるでしょう。

最悪の状態を想定することはOKなんです。しかしそこで考え得る最高の状態も設定することができるかどうかが鍵になります。

実は、私も生か死かの経験をした一人なのですが、最高の結果を想定すると、達しなかったときに落ち込むのでは?と考えがちです。しかし最高を具体的にイメージすることは病気を治すための最高の薬になり得るのです。最悪でも悪い結果でもそれも想定内です。想定外よりも想定内には立ち直りの早さとそこにかすかな希望というものが生まれさらに免疫力、回復力を増してくるはずなのです。

ここで言う「最高の具体的イメージ」とは、「治ったら、いつ、誰と、どこで、何をするか」というような具体的な希望と目標を持つことです。