専門家が「炭水化物は~脂肪は~タンパク質は~ビタミンは~ミネラルは~食物繊維は~」と、食品成分表などを基本にアドバイスしてくれる。例えばABCDEFGで評価するとして「E評価ですよ。もう少し食物繊維とビタミンCやEを~」。しかしその人にとってCの場合があります。

これが栄養指導でなく「栄養素指導」なのですが100%の正解な評価を導く(100%予防できる体質にする)にはパターン数はそれこそ天文学的数字になるでしょう。遺伝子検査で将来の病気の確率が分かってもその後どんな病気にもならない予防ができるという保証は何もないのです。

「~が不足する食事内容ですよ」というアドバイス。重要なアドバイスです。しかし、これは食生活面で今後気をつけるべきことを教えてもらっただけのことで、その不足する栄養素で起こり得る病気の予防になる保証は全くありません。

100%予防というのは至難・・・というか不可能です。病気になる様々な原因から体内での症状が出るまでのプロセスやつながり、その他数え切れない要因からすれば当たり前のことです。

私は「罹らないようにするより治す方が簡単」と常に言っております。

ただし、栄養素など医学的治療以外で病気を克服(かなりもしくは少し改善したなども含めて)した人が陥りやすいのが、その克服方法を取っていればいいと思い込んでしまうことなのです。多くは克服したといっても次から次に違う別の症状が出てきているはずです。体質改善が好転することはすばらしいことですが、改善してからは以前と同じ状態でなくなっているということを知る必要があるのです。

非常に難しい課題ですが、非常にやりがいのある研究です。