加齢とともに食が細くなり筋肉も弱くなっていくのはある意味理にかなっている気もします。体が痛んだり、動きづらくなるのも悪玉活性酸素に対して相応の運動量にしてくれているのかもしれません。歯が弱くなり肉も(調理次第ですが)食べにくくなることも若い人並みに肉を食べてはいけませんよということかもしれません。

「個体の個性や年齢に応じた欲する量」が大事であることだと思います。要するに「肉の摂りすぎはよくありません」ということです。

「摂りすぎ」のラインは数字でも表されたりしていますが、個体の個性を考えるとその数字は当てになりません。いい意味で、「適当に」「食べ過ぎないこと」です。

メリットとデメリットの両方を知るとどうも混乱します。これまで1と2で肉をこれまで敬遠された方も「肉も摂ってみようかな」と思ったのではないでしょうか。

しかし、ここで水をさすような話をしますと、
1で鉄と肉のことをお話しましたが、鉄分を特に多く含む牛や豚肉は鉄の吸収がいいからと摂り過ぎるとインスリンの分泌が悪くなり糖尿病につながるとも言われています(ただ、女性にはこの関連性はないとの報告があります)。男性の肉の摂取量が相当多い人は結腸ガンのリスクが高くなると言われていますが、これは二次胆汁酸との関連やヘム鉄による酸化などが原因です。それでは吸収が悪くても植物性を多目に摂って鉄を補おうかと・・・しかし植物に含まれる鉄はイオン化鉄でこれも多く摂取すると体内で二価鉄イオンを生成するのでフェントン反応といって最悪の活性酸素であるヒドロキシラジカルを作り出します。(ちなみにビタミンCが体内で不足すると三価鉄を二価鉄に変えやすくすることを知っておいてください)
ただ、肉にはNK細胞を増やす働きがあるのでガンに対しても強い見方です。

等などメリットもデメリットも挙げたら切がなくなります。1で申し上げましたとおり、肉を好んで毎日食べる人も全く食べない人も病気になる確率なんて差がありません。差があるのは同じ健康でも肉を食べている人の方が(特に高齢者)明らかに元気度が高いです。さあ、これから肉の存在をあなたはどうとらえるか?食べる食べないとか良い悪いは幸福感で決めてはどうでしょうか?

最後にセンティナリアン(100歳以上)の食事の特徴を紹介しておきます。
・総エネルギー量が少なくてもタンパク質の割合が高い(低カロリー・高タンパク)
・植物性タンパク質(大豆など)よりも動物性タンパク質の比率(魚・卵も含む)が高い。
・肉、魚、大豆製品、卵のいずれかを毎日2回以上食べる
                                     終わり