1980年代はじめ、音楽教室の生徒の進路相談やピアノの講師などの派遣を行っていた私は「年齢に応じた音楽教育と情操教育」を主に学んでいました。
その時代は「校内暴力」という問題が日本で湧き出て、「情操教育」の必要性を訴える機会や媒体が増え、子供の情操に対する音楽教育の重要性が認知された始めたときでした。
音楽教室が子供の通う習い事ランクでトップになり、右肩上がりの経済成長に伴い、ピアノや電子オルガンが急速に普及した時代でもありました。
戦後まだピアノの普及率が数%だったころは、お金持ちの子供が習う楽器というイメージが強く、「情操教育」と結びつける余地など全く無かったのですが、80年代あたりから「音楽を習う」=「情操教育のため」という目的で子供にピアノなどを習わせる親が多く見受けられ始めました。
余談になりますが、アップライトピアノは当時狭いと言われていた日本の家にも設置を可能にしました。しかし上達してショパンの教材レベルになると当時のアップライトピアノの構造上無理がありグランドピアノが必要になりました。そこでアップライトピアノにクイックリターンアクションという機能をつけグランドピアノ並みの鍵盤の戻りを可能にする製品も登場しました。
さて、音楽教室ブームは低年齢化も誘い、3~4歳の子供にもピアノを習わせたいという親心を生ませ始めました。しかし、指の発達度合いと音感を習得できる時期というものがあり、指を動かすよりも、4~5歳までで決まると言われる「音感」をつけるレッスンの仕方が優先するべき理想的な習わせ方であったのです。
この時代は「音楽」がまだまだ病気を克服するために必要なものであると考える人は少なく、またそれを証明するまで至らず、「音楽」=「情操教育」が根強かった時代であったのです。続く
その時代は「校内暴力」という問題が日本で湧き出て、「情操教育」の必要性を訴える機会や媒体が増え、子供の情操に対する音楽教育の重要性が認知された始めたときでした。
音楽教室が子供の通う習い事ランクでトップになり、右肩上がりの経済成長に伴い、ピアノや電子オルガンが急速に普及した時代でもありました。
戦後まだピアノの普及率が数%だったころは、お金持ちの子供が習う楽器というイメージが強く、「情操教育」と結びつける余地など全く無かったのですが、80年代あたりから「音楽を習う」=「情操教育のため」という目的で子供にピアノなどを習わせる親が多く見受けられ始めました。
余談になりますが、アップライトピアノは当時狭いと言われていた日本の家にも設置を可能にしました。しかし上達してショパンの教材レベルになると当時のアップライトピアノの構造上無理がありグランドピアノが必要になりました。そこでアップライトピアノにクイックリターンアクションという機能をつけグランドピアノ並みの鍵盤の戻りを可能にする製品も登場しました。
さて、音楽教室ブームは低年齢化も誘い、3~4歳の子供にもピアノを習わせたいという親心を生ませ始めました。しかし、指の発達度合いと音感を習得できる時期というものがあり、指を動かすよりも、4~5歳までで決まると言われる「音感」をつけるレッスンの仕方が優先するべき理想的な習わせ方であったのです。
この時代は「音楽」がまだまだ病気を克服するために必要なものであると考える人は少なく、またそれを証明するまで至らず、「音楽」=「情操教育」が根強かった時代であったのです。続く