がんの話でもっていくと、PET、CT、MRIなどの「画像診断可能レベル」では、病状発現の域である5mmのがん細胞から診断可能ですが、その5mmのレベルから前の段階の5年~20年は「分子、細胞レベル」のがん細胞で,「増殖開始~前がん病変レベル」と言われています。このレベルは画像診断では不可能な微細ながん細胞~前がん段階でのリスクを発見できます。そして更にさかのぼっていくと「正常細胞~遺伝子異常レベル」となります。

この、遺伝子異常レベルを遺伝子栄養学の世界では「自己免疫排除レベル」と言っています。要するに、自己免疫の力だけで十分にがんを死滅させているということです。

この「自己免疫排除レベル」が「分子、細胞レベル」のがん細胞まで及んでいくことを考えよう。たとえば、NK細胞というがん細胞を攻撃する免疫細胞の活性根拠、アポトーシス(がん細胞の自滅)の誘導を高める栄養素など挙げて、今では世界中で心理学も含め科学的に証明されるまでになってきたことは、、分子、細胞レベルのがん細胞まで「自己免疫排除レベル」が及ぶことも可能というわけです。

しかし早期発見の精度が上がれば上がるほど医学的治療(手術・放射線・薬物)が「自己免疫排除レベル」まで及び、最悪はその治療の必要のなかった人のからだに薬品が入ってしまう。切除する必要のなかった人までメスを入れてしまう結果になってしまう可能性があるのです。がんの性格によっては、抗がん剤で抗がん剤対抗遺伝子が発現し、がん細胞をますます凶暴化することが考えられます。もちろん手術でメスを入れることが原因で局所転移が起こる可能性すらあります。不良少年を叱ることでますますグレる(凶暴化する)みたいなものでしょうか。

医学と栄養素療法など代替療法との共存は融合レベルで進展していかなければ、これらの理論では潰し合いになってしまいます。

QOLは言い換えれば幸福感を追及するものです。私の研究分野では、医学と心理学、栄養学の融合がだれの為になるのかを考えることが大事であるとしています。

ちなみに「毛髪ミネラル検査」においては、これは体内の有害金属の蓄積度や必須ミネラルの過不足が明確になりますので、予防医学としてはますますの精度向上を望みます。

検査は基準値の幅や許容範囲は個体差を重視すると広ければ広いほどいいが、広すぎると基準値の意味が薄れてくる。なぜあなたは検査をするのか?逆になぜしないのか?その「なぜ」の理由が正しかったら私からすればどちらも正解なのです。

血圧が135を超えたら高血圧?小宇宙と言われる人間の体の中の生命活動の神秘性、複雑さ奥深さを知れば知るほど検査というものの意味が薄れてくるのが私の常です。

人間の体は流動的で、その人固有の身体条件というものが存在し、検査結果というものはその人の生体の流れの中のほんの一瞬の数値なのです。人間の体内での生命活動状況は生涯二度と同じ身体条件にはなり得ないのです。検査結果をコンピューターで分析し表れた数値が絶対のものであれば、人間の体の固有の流動性とは全く無関係なのです。人間は生きているから。