まず、私が健康相談を受ける際に約束させていただくことを概ね紹介しますと、

①質問票を完全に記していただく(記入できない部分があればお断りします)。
②薬に関して生じた疑問や変更を希望する場合など必ず医師に相談すること。
③特定の健康食品やメーカを紹介することはありません。

(質問票は5ページにわたります)

例)
45歳女性。。高脂血症で薬服用(34歳から)。慢性的にかなり辛い疲労感があり、長年便秘で悩む。検診で血糖値が高い(ヘモグロビンA1cが8)と言われる。魚の目が気になる。生理痛・生理不順がひどい。ビタミンCをサプリで。他

主訴は「かなり辛い疲労感]

上記、問診を抜粋して紹介しました。他にも睡眠時間や就寝時間、ストレスの詳細、仕事の内容、嗜好品、1週間の食事内容など事細かく訊きます。

この女性は、
問診から、もともとビタミンAが不足するような食生活ではなかったが、高脂血症で34歳の時からスタチン系の薬を服用し続けていたことで、体内でのコレステロール合成低下(*)により、まずビタミンAとマンガンの不足を疑う必要がありました。
(*)コレステロールの要求量に問題

医師からは食からもコレステロールを控えるように指示されていたため、体内ではコレステロールが不足状態になることで胆汁酸の生産力が落ち、ビタミンAなどの脂溶性ビタミンの吸収が悪くなる。さらに腸管循環の理論から、薬によってコレステロールが原料の胆汁酸の不足は腸の蠕動運動にも悪い影響をもたらし便秘を助長していると考えられました。

この胆汁酸低下によるビタミンAの不足は上皮組織(粘膜)の正常な分化に異常をもたらします。その結果、出来るのが魚の目です。魚の目があり、生理痛・生理不順が重なりますと将来的に子宮筋腫、子宮内膜症を極めて高い確率で発症します。

血糖値に関しては、やはりコレステロール合成能力低下によるビタミンAともう一つのマンガンに注目しました。体内のコレステーロルの要求量が多い体質のために薬でのコレステロール合成阻害はマンガンにまで及んだと考えると、マンガンの要求量が多いと仮定した場合に完全にクロムの働きに悪影響を及ぼし、クロム、アミノ酸、ビタミンによるGTFの生産力が低下し、インスリンとインスリンレセプターが結合しないことによる(クロム欠乏の)血糖上昇も考えられました。

もう一つ血糖値で気になるのが、ビタミンCをサプリで毎日かなり多めに摂取しているということ。ビタミンCは確かにインスリン分泌を効率よくする働きが知られているが、彼女の場合、もしビタミンCの要求量が大きい体質と仮定すると、多く摂ったビタミンCの代謝にかなりマグネシウムが消費され、結果マグネシウムが不足する事態が起こり、糖を細胞に取り込むときに必要な酵素がマグネシウムを補酵素として必要な酵素であるために、血糖が上がっていることも否定できないとみるわけです。この場合のマグネシウムが要求量が多いとみるのです。

スタチン系の薬(コレステロール降下薬)によるコレステロール合成阻害は、本来合成段階で副産物として産生されるエネルギー産生に必要不可欠なユビキノン(CoQ10)の不足を招き、結果として疲労を起こします。さらにマグネシウムの不足が筋肉へのカルシウム流入を促し、疲労につながっている可能性があると判断しました。

以上、回答の一部を抜粋して紹介しました。

主訴の「疲労感」は、医師と相談して徐々に薬を減らし、最終的に停止した結果、問題解決にかなり大きく貢献できました。