これまで「体質と個体差①②」で、栄養素摂取による結果の現われに差が出る仕組みを説明してきました。①「カスケード理論」と②「酵素と補酵素」による仕組みの説明はそれぞれ独立した内容としてまず捉えていただき、今回でこれらをまとめて一つの理論として記します。
健康や体質改善相談を受ける立場の人(職業として医師も含み)が、見識能力的に絶対に必要な知識は、栄養素の「要求量」です。要求量は、人間の体内での栄養素同士の連携や役割分担、酵素の質、遺伝子の働きなどで決定されます。
「器」の大小はその栄養素の摂取量が多ければ多いほど酵素と補酵素の出会いの確率(確率的親和力)を高め、少なければその逆になります(下手な鉄砲も数打ちゃ当たるということです)ので、前者が器が小さい(省エネ・良効率)という結果になることは前回説明した通りです。
普段、野菜も沢山摂り、バランスも考えて、足りないと思ったときには必要に応じてサプリも利用している良子さん(仮にビタミンCを「10」のレベル量で摂っていたとします)。それに対して野菜もたまにしか食べず、バランスも良くなく、サプリも摂っていない悪子さん(ビタミンC「3」レベル量)がいたとします(*サプリ利用していないから悪い子ということではありません)。この二人が同じ体質(風邪をひきにくいとか疲れにくいとか)としたら、良子さんのビタミンCの要求量は「10」で悪子さんが「3」という個体状態ということが考えられるわけです。つまり沢山摂ったからといって器が小さい(省エネ・良効率)ということにはならないのです。「10」の器に「8」入れても多く摂ったとは言えず(確率的親和力が低い)、逆に「3」の器に「5」入れたら多く摂った(確率的親和力が高い)ということです。
要するに、「沢山摂る=小さい(省エネ・良効率)器」でなく、「要求量が少ない=小さい器」なのです。正確な定義は「要求量が少ないということは摂取量が多いということになる」なのです。これをカスケード理論に組み合わせればいのです。
ということは、要求量の少ない人が沢山摂取すると最高の状態(カスケード理論から、器に入る栄養素が次から次へと数多くの器を一杯にしていける)ということになります。ちなみに、合目的性から確率的親和力が大きいほど器は上の段にありますので、下に行くほど親和力は下がります。
要求量の決定は遺伝子のどのような領域に属するか(可変か不変か)はわかりませんが、今後の私の研究次第ということになります(どこかの学者が先に解明するかもしれませんが)。各栄養素ごとに要求量が違うのですが、大切なことは遺伝性である要求量の多い少ないではなく、その事実を導きだして、その必要量を判断していくことなのです。
このように決定されているその人の栄養素の要求量を導き出していかないと、「この人は食事内容や生活習慣からみてビタミンCが不足していると考えられるし、ビタミンCが不足している症状が出ているからビタミンCを多く摂ることをおすすめします」という稚拙なアドバイスしかできないことになるし、これではどんな優れたサプリをとっても結果は良くならないのです。
アドバイザー「ビタミンAが不足していますね」相談者「でも、人一倍ビタミンAの多い食品を食べていますが・・・」アドバイザー「緑黄色野菜などのβカロテンでは弱いからレバーなど動物性で摂取する努力をしてください」相談者「よく食べています」アドバイザー「・・・?」という訳のわからない会話になります。症状や栄養のバランス状態だけで判断し、要求量を無視してしまうとこうなるのです。
次回は、問診から要求量を導き出した簡単なアドバイス例を紹介します。
健康や体質改善相談を受ける立場の人(職業として医師も含み)が、見識能力的に絶対に必要な知識は、栄養素の「要求量」です。要求量は、人間の体内での栄養素同士の連携や役割分担、酵素の質、遺伝子の働きなどで決定されます。
「器」の大小はその栄養素の摂取量が多ければ多いほど酵素と補酵素の出会いの確率(確率的親和力)を高め、少なければその逆になります(下手な鉄砲も数打ちゃ当たるということです)ので、前者が器が小さい(省エネ・良効率)という結果になることは前回説明した通りです。
普段、野菜も沢山摂り、バランスも考えて、足りないと思ったときには必要に応じてサプリも利用している良子さん(仮にビタミンCを「10」のレベル量で摂っていたとします)。それに対して野菜もたまにしか食べず、バランスも良くなく、サプリも摂っていない悪子さん(ビタミンC「3」レベル量)がいたとします(*サプリ利用していないから悪い子ということではありません)。この二人が同じ体質(風邪をひきにくいとか疲れにくいとか)としたら、良子さんのビタミンCの要求量は「10」で悪子さんが「3」という個体状態ということが考えられるわけです。つまり沢山摂ったからといって器が小さい(省エネ・良効率)ということにはならないのです。「10」の器に「8」入れても多く摂ったとは言えず(確率的親和力が低い)、逆に「3」の器に「5」入れたら多く摂った(確率的親和力が高い)ということです。
要するに、「沢山摂る=小さい(省エネ・良効率)器」でなく、「要求量が少ない=小さい器」なのです。正確な定義は「要求量が少ないということは摂取量が多いということになる」なのです。これをカスケード理論に組み合わせればいのです。
ということは、要求量の少ない人が沢山摂取すると最高の状態(カスケード理論から、器に入る栄養素が次から次へと数多くの器を一杯にしていける)ということになります。ちなみに、合目的性から確率的親和力が大きいほど器は上の段にありますので、下に行くほど親和力は下がります。
要求量の決定は遺伝子のどのような領域に属するか(可変か不変か)はわかりませんが、今後の私の研究次第ということになります(どこかの学者が先に解明するかもしれませんが)。各栄養素ごとに要求量が違うのですが、大切なことは遺伝性である要求量の多い少ないではなく、その事実を導きだして、その必要量を判断していくことなのです。
このように決定されているその人の栄養素の要求量を導き出していかないと、「この人は食事内容や生活習慣からみてビタミンCが不足していると考えられるし、ビタミンCが不足している症状が出ているからビタミンCを多く摂ることをおすすめします」という稚拙なアドバイスしかできないことになるし、これではどんな優れたサプリをとっても結果は良くならないのです。
アドバイザー「ビタミンAが不足していますね」相談者「でも、人一倍ビタミンAの多い食品を食べていますが・・・」アドバイザー「緑黄色野菜などのβカロテンでは弱いからレバーなど動物性で摂取する努力をしてください」相談者「よく食べています」アドバイザー「・・・?」という訳のわからない会話になります。症状や栄養のバランス状態だけで判断し、要求量を無視してしまうとこうなるのです。
次回は、問診から要求量を導き出した簡単なアドバイス例を紹介します。