あなたの善意は? | 写メ日記2

あなたの善意は?

ある所に父親の居ない女の子がいました。

女の子の名前はアイ(仮名)、彼女には一歳年上のお兄さんがいました。

彼女達の母親は一生懸命働いて2人を学校に行かせました。

ある日のこと。

お母さんは住んでいる家を貸してくれていた大家さんに年に一度の謝礼金を払ってしまったが故に

アイを学校の修学旅行に行かせるお金が無くなってしまいました。

それどころか今月は食べる事も困難なほどでした。

アイの学校からは修学旅行に行くかどうかの返事を急かされ、お母さんは困り果てました。

「お兄ちゃんを行かせてあげたのにアイを行かせないわけにはいかないわ」

お母さんは決意し行動を起こしました。



一方大家さん。

大家さんの家には今年、大学受験を控えた娘がいました。

大家さんは娘の大学受験や入学金のためにコツコツと貯金をしていました。

そこにアイちゃんのお母さんがやって来て言いました。

「娘の修学旅行のお金が払えないんです。どうか15万円貸してください」

大家さんは悩みました。

っと言うのもこの8年間、アイちゃんのお母さんはアパートの住民で集まる日に

一度も出席したことが無いからです。平たく言えば近所付き合いが悪い。

しかし、大家さんはアイちゃんが母子家庭だと言うことを知っていたので

嫌々貸すことにしました。

大家さんの家のわがまま娘は言いました。

「なんで近所付き合いの悪いあの家にお金を貸さなくちゃいけないの!?

私が学校に入れなくなってもいいのね!?」

しかし結局貸すのは大家さんなのでわがまま娘の意見は反映されませんでした。

すぐに用意できるお金では無かったので大家さんはアイちゃんのお母さんの口座へ銀行振り込みをしました。



数日が経ちました。

アイちゃんのお母さんからは何も反応がありません。

そしてまたわがまま娘が言いました。

「だから言ったでしょ!?あの家はお金を貸してもお礼も言うことを知らないのよ!」



修学旅行があるのは確かです。

振り込め詐欺だとも思えません。

仕事が忙しかったから挨拶が出来ないのか。















さて。

貴方はどう思いますか?















明日はショッキングな実話をお届けいたしましょー