文法編(4)
文法の指導と言うと
文法事項の単なる暗記と
思われるかもしれません。
私は文法指導を
全て暗記すればよいという
指導を一切しておりません。
私は、何事にも共通性というものが
あると思います。
新しい単元を学んだとき、
生徒達には、今まで学んできた事柄から
その共通性がないかどうかを必ず質問をします。
これは、英文法が
単なる文法指導にならずに、
また単純暗記にならず、
物事を少しでも論理的に見ることを
身につけさせたいと考えています。
例えば、
The Book was written
by him
の否定文・疑問文を作る時に
「wasの後ろにnotを入れる。
疑問文はwasを
文頭に出す」とは絶対に教えません。
結果だけ教えても無駄だと思っています。
生徒には、質問をします。
1私「この文の動詞は何?」
2生徒「 written」と答えた生徒には
3私「じゃあ、wasは何なの?」
4生徒「be動詞」
5私「それでは1つの文の中に動詞が2つ
存在するね?これっていいの?」
6生徒「いや、だめ。」
7私「そうだね、今までずっと伝えてきた
ように、1つの文の中に動詞は1つだけ」
「だから、writtenは動詞?」
8生徒「動詞ではない」
9私「そう過去分詞、
過去分詞は動詞ではない。
動詞は何?」
10生徒「動詞はwas」
11私「wasがbe動詞だから
be動詞の入った否定文・疑問文
と同じだね」
12私「じゃあ、先程の英文を否定文に
してみて?」「疑問文にしてみて?」
という感じで、必ず生徒に考えさせる
質問を何回も繰り返しながら、
自ら今まで学んできたことを
使って自分から答えを見つけ出す
ようにさせています。
このような問答と繰り返す事によって
生徒達にはきちんとした思考回路が
生まれ、なんとなく文法問題を解いて
いた生徒も、きちんと考えながら
解くようになっていくのです。
ニュートレジャー
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11月3日(火・祝日)