
今日は、HSBC(香港上海銀行)についてです。
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香港上海銀行(ほんこんしゃんはいぎんこう、 The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited、香港上海滙豐銀行有限公司。略称は英語でHSBC、中国語で滙豐銀行)はイギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行である。香港に本店を置き、香港ドル発券銀行の一つである。
1991年に香港上海銀行グループの持株会社としてHSBCホールディングスがロンドンで設立された。それに伴い、香港上海銀行は、同グループのアジア太平洋における中核子会社となった。
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Wikipediaより
HSBCホールディングスは、イギリスのロンドンに本店を置く世界最大の金融グループです。
香港上海銀行(HSBC)はその中核として、1991年にHSBCホールディングスが設立されるまでは香港に本店を置いていましたが、1997年の中国への香港返還に先立ちイギリスのロンドンへ本店を移動させました。
やはり香港の宗主国がイギリスから中国へ変わること対するリスクヘッジもあったようです。
HSBCの一番の強みは「The world's local bank(世界の現地銀行)」をキャッチコピーにしているだけあり、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、アメリカ大陸、中東、アフリカにまたがる83の国と地域に10,000を超える拠点を擁しています。
HSBCはマルチカレンシー口座ですので、1つの口座で香港ドルと11種類の外貨を保有できます。
香港ドル
アメリカドル
ユーロ
日本円
人民元
オーストラリアドル
カナダドル
ポンド
ニュージーランドドル
スイスフラン
シンガポールドル
タイバーツ
世界の基準通貨のほとんどをカバーしているので、インターネットバンキングを利用することで、HKD(香港ドル)からJPY(日本円)などへの資金移動が24時間、簡単におこなえるので、通貨リスクの分散としても活用できます。
為替手数料も現地でエクスチェンジするよりも割安のため、海外によく行かれる方にはお得です
そして、お時間がある人には是非Wikipediaなどでご自分で調べてもらいたいのですが、本当に香港上海銀行は歴史があり、日本とも深く関わっている銀行です。
香港上海銀行設立翌年の1866年には日本支店を横浜に設立し、その後大阪や神戸、長崎にも次々に支店を開設しています。
当時の日本政府の貿易金融政策の顧問業務や造幣への協力や、日本最初の近代的銀行である東京銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)の前身である横浜正金銀行がその体制を作る際には、香港上海銀行をそのモデルにし、香港上海銀行も多くの協力を行なったと言われています。
1866年といえば、まだ江戸時代ですよ!?
徳川最後の将軍、徳川慶喜が征夷大将軍に就任したのが翌年の1867年ですからね
そんなまだ日本がチョンマゲの時代から国際的な銀行業務を確立してたなんて本当にスゴイですね!!
その後大阪や神戸、長崎にも次々に支店を開設しています。

香港上海銀行 長崎支店
ここ長崎の地で、亀山社中とともに坂本龍馬とゆかりがあるのかと思うと本当に浪漫を感じます
香港上海銀行が坂本龍馬と本当に縁があったかは知りませんが、、、
いやいや!絶対あっただろっ!と思いたい(笑)
その後、第二次世界大戦時の日本による香港や上海、シンガポールの占領や、国共内戦後の中華人民共和国建国による上海からの撤退などの波乱の時代を経ています。
そんな浪漫溢れるHSBCですが、僕もいろいろな相談を受けます。
一番多い質問としては、「海外に資産を隠したい」といった内容が多いですが、それは基本的に脱税に当たりますのでオススメしません!(笑)
少し前の記事ですが、どんどん海外移住者への課税も厳しくなっています。
資産を隠すことはオススメしませんが、オフショアの特性を活かして効率良く運用するためのツールとしては間違いなく素晴らしいものだと思います。
海外口座は年々開設が難しくなっていますので、海外口座を持ちたいと思っている方は早めに行動を移すのが良いと思います。
今、香港はデモが継続中ですので、もう少し落ち着いてからの方がいいかも知れませんが
ただ、もし口座を開設する場合は具体的な使い方をイメージしてからの方がいいと思います。
ただ口座を作っただけですと、基本的に日本に住んでいる限り海外の銀行を利用することはほとんどないので、すぐ凍結させてしまう人がすごく多いです。
半年間一度もログインがなければ凍結してしまいますので、使い方を覚えるためにも定期的にログインすることをオススメします!
、、、とはいえ一切動きのない口座を見ることほど面白くないこともないですが
笑
もし海外口座について興味があるかたはいろいろと調べてみるのがいいと思いますよ!
それでは本日はHSBC(香港上海銀行)についてでした!
本日もお読みいただきありがとうございました

