長女がカレッジに通っていますが、そこでIBプログラムというのをやっています。


IBプログラム・・・国際バカロレア。一口に言うのは難しいですが、国と言う枠を超えて世界で認められている大学入学のためのカリキュラムと試験のことです。

なかなか良く出来た内容で、6教科の選択科目のほかに、「エクステンデッドエッセイ」(研究論文)と「地の理論」および「創造性・活動・社会奉仕」の履修が義務づけられています。


最後の「創造性・活動・社会奉仕」に関しては、個人が各々社会生活の中で履修していくもので、それぞれ50時間ずつ行わなければなりません。

この3つの中で、特に社会奉仕50時間というのがなかなか難しくて、娘は今までに「日本人会の秋祭りの司会」「知人のオージーのファウンドレージングのお手伝い」などなど頑張ってはいますが、未だ50時間には届きません。

娘だけでボランティア先を探すのは困難なので、私も時々ヘルプしてます。


そんなわけで、今回、長女を「日本語を勉強しているオージーに、日本語を教えるボランティア」に連れて行ってきました。

私の友人からの紹介で、私も過去一度だけ伺ったことがあります。

このオージー、歳は70前後のおばあちゃんなのですが、何しろ学習意欲がすごい!

昔おばえたはずの日本語を忘れていってしまうことが悲しくて、今大学に再び通って日本語を学んでいます。

テストが定期的にあるらしく、私たちにはそのテスト対策のお手伝いをしてほしいとのことでした。


「おじゃまいたします。」

「つまらないものですがどうぞ」

「頂戴いたします」

「粗茶でございます」

「ごちそうさまでした」

「お粗末さまでございました」


日本でも使わなくなっているような丁寧な日本語。テキストにはそんな言葉がびっしり並んでます。


彼女の質問もなかなか手厳しくて、こまごまな事まできかれます。娘は私より全然英語もできるので、その一つ一つをきちんと説明でき、彼女もとっても喜んでくれました。


きちんとボランティアになってよかった・・・・!


これで、1.5時間ゲット!!

・・・ですが、50時間まではまだまだの道のりのようです。