今ではインターネットが普及しているせいで、日本のニュースはほぼリアルタイムでみることができます。

震災後暫くはNHKニュースもインターネットで視聴することができたから、数年前と比べると一段と海外で生活しやすくなったように思います。

でも、さすがに日本の新聞を毎日読むことはできません。

(主人は職場で、毎日NHKニュースをみて、回覧される2紙を読んでいるようですが・・・羨)

先日、日本からの出張者が持ってきたいくつかの新聞を、主人が家に持ち帰ってきて、久しぶりに読みました。

懐かしい。。。テレビ番組欄にはまだまだ知ってる番組もいっぱい。

でも、コボちゃんがいつのまにかお兄ちゃんになってました(笑)



その中の新聞に曽野綾子さんのNHKニュースをみてのコラムがありました。

以下

「そこに出てくる、たくさんの人たち—校長先生、保母さん、母親たち、視力障害者、漁港の人、アナウンサーなどが流行語のように「安心して…したい」と言うのである。安心して仕事を始めたい。安心して子供を外で遊ばせたい。安心して昔と同じように暮らしたい。

 私は私の人生で、かつて一度も、安心して暮らしたことはない。今一応家内安全なら、こんな幸運が続いていいのだろうか。電気も水道も止まらない生活がいつまでできるのだろうか、(←まま)私の健康はいつまで保つのだろうか、と、絶えず現状を信じずに暮らしてきた。

何度も書いているのだが、安心して暮らせる生活などというものを、人生を知っている大の大人が言うものではない。」


半分うなづけて、半分理解できませんでした。

確かに、今の日本は平和ボケしていると思います。

でもね。。。

人は少しでも安らぐ場所が欲しくて、故郷を恋い、家庭を守り、将来への蓄えをしているのではないでしょうか。

それをいっぺんに失ってしまった方の苦悩を思うと、言葉を失います。

安心して生活したい・・・無防備になるというのとは少し違う気がします。