語学学習の難関。


「何を伝えたいか?」ということ。


意思伝達のツールとしての言語なので、言いたいことがなければ使う必要がない。

ある程度学ぶと、私は大体ここで引っ掛かる。


はて、私はイタリア語で誰に何を伝えたいのか?


……まあ、なくはないんだけど、一年くらいは後なんだよね。その時が来るまでに、言いたいことを即興で伝えられるようにする、その為に有効なのが単語と文法なんだよね。


ってことでぐだぐだ言ってないでやりましょう。

La gioia e il divertimento è gli amici di un autodidatta.
ってぇのをもっとスマートに言えるようになれるといいね。

google先生の力を借りての直訳じゃなくてね。(爆)定冠詞と不定冠詞がすげぇ自信ない。



さて、挨拶シリーズに戻ってみよう。


grazie.(グらッツィエ):ありがとう。間投詞。


感覚的にはそんなに遠い言葉ではない。thank you程度には「ありがとう」だと分かる。日常は使わないけど。


ところで間投詞とはなんぞや?

「品詞の一。自立語で活用がなく、主語にも修飾語にもならず、他の文節とは比較的独立して用いられるもの話し手の感動を表す「ああ」「おお」の類をはじめ、呼びかけを表す「おい」「もしもし」の類や、応答を表す「はい」「いいえ」の類も、文法的性質が同じなので、国文法ではこれに含まれる。間投詞。感嘆詞。」(デジタル大辞泉より)


ありがとう、も間投詞なのか。


Grazie mille.(グらッツィエ ミッレ):どうもありがとう。

Molte grazie.(モルテ グらッツィエ):どうもありがとう。

Grazie molto gentile.(グらッツィエ モルト ジェンティーレ):ありがとう、どうもご親切に。


moltoは「たくさんの」という形容詞。形容詞はくっつく言葉によって活用が変わる。

moltoの場合は男性形単数。moltiは男性形複数。

moltaは女性形単数。molteは女性形複数。


-eで終わる形容詞はまた違ったりする。

grande(グランデ:立派な)の場合は男性形単数と女性形単数。grandiは男性形複数と女性形複数。


-oで終わる形容詞の方がちょっと複雑、と。


で、なぜmolte grazie.とGrazie molto gentile.でmoltoの形が変わるのか。は、分からない。

なぜだ。molteは女性形複数だけど、grazieは間投詞で性がない。-eで終わるから合わせたのかな。

でもgentileにはmoltoだしな・・・。


あんまり関係ないがmoltoをmortoと間違うと、morireの過去分詞morto(死んだ)になる。morteは女性形名詞で「死」。

ありがとうと言っている中に「死んだ」とか混ぜ込んではいけない(笑)。

moltoはLです。


Ti ringrazio.(ティ りングらッツィオ):ありがとう。

La ringrazio.(ラ りングらッツィオ):ありがとうございます。


amareの時にやったTi amo.と同じ。

ringraziare(りングらッツィアーレ:他動詞・感謝する)の活用形、o/i/a/iamo/ate/ano.



うむ、眠くなってきた。

Buona notte.