本屋で見かけた小説の著者挨拶にイタリア語っぽいのが載ってました。


Ti amo.


なんとなくわかるな! 言いたいことはなんとなくわかるぞ! 

ただし、これが本当にイタリア語ならな(爆)。

スペイン語とかさー、ラテン語基礎の言語は似てるんだよ・・・(  )。

まあでも、こうやってささやかなことをめいっぱい喜ぶのは果てない独学に於いては結構重要だと思います。

別に独学じゃなくてもいいけど。

日常小さいことで喜ぶと心に良いよ。



ということで、本日の単語。


愛する:amare(アマーれ)。are型動詞。他動詞。

io amo/tu ami/lui ama/noi amiamo/voi amate/loro amano.

近過去はすべてavere+amato.


動詞は他にも山ほど活用があるけど、一気にやるとふて寝したくなるのでひとまずこの辺りを定着させようと思います。

未来形とか過去形とか操れたらまた一段と楽しくなりそうではあるんだが。

再帰動詞は・・・どうなんだろうな。


で、冒頭のTi amo.


amareがamoになっているので、省略されている主語はIo(私)。

tiはtu(君/あなた)の目的格かな。

ってことで、


(Io) Ti amo.((イオ)ティ アモ):(私は)あなたが好きだ。


となる。

ちなみに、確かtu(ti)は結構親しい間柄で使うものだったように思う。

目上とか、あまり親しくない人に使うには、La amo.(LaはLeiの目的格)なのかな。

エキサイトで翻訳してみると、


La amo.(ラ アモ(おそらく省略されてラモになると思われる)):私は彼女を愛しています。


Leiって確かに敬称ではあるんだけど、lei(彼女)と一緒なんだよね・・・。


Io amo Lei.(イオ アモ レイ)にすると、「あなたが好きだ」になる。

ここらへんは文意だね・・・。


で、ちなみにamoという名詞もあって、これは釣り針とかフックの意味になる。

これは男性名詞なので、女性用の定冠詞laはつかない。

でも母音で始まる男性名詞の時は定冠詞ilではなく、定冠詞lo(ロ)になる。そしてoが省略されてl'になる。


L'amo。と書くと、読みがラモになって、La amoとあんまり変わりなくなるんだよね。


……やだな、告白の時に間違って「フック」って言う人。面白いけど。


でも、日本語の好きと鋤と隙みたいなもんで、もう微妙なアクセントとか文意とかに頼るしかない、と。

そういう意味では日本語とイタリア語って近いよな。


過去形にすると、avere+amatoなので、


Ho amato ti.(オ アマート ティ):あなたを愛していました。


となる。勿論Io(私)が省略されている。

Tu(あなた)が主語の時は、


Hai amato lei.(アイ アマート レイ):あなたは彼女を愛していた。


この時は目的格をavereとamatoの間に入れると変なことになるみたい。

avere+amatoでワンセット。



そうだ。どうでもいい話だが、中森明菜の「ミ・アモーレ」を思い出した。

あれはイタリア語なのか? と思ったが、「Meu amor è 」でポルトガル語らしい。


で、イタリア語に戻るが、amare(アマーレ)は動詞で「愛する」。amore(アモーレ)になると名詞で「愛」。

Amore mio.(アモーレ ミオ)で、「ねえ」とか「あなた」という呼びかけになるようだ。

うーむ。愛の国イタリア。



今日はここまで。Buona notte!