ハッキングの本当の意味を知っていますか?
映画やドラマの中で行われている
ハッキングのシーンを見て
「ハッキングやってみたい」
「ハッキングできるとかかっこいい」
とあなたは思っているかもしれません。
しかし映画やドラマの中で行われているのは
たいていハッキングではなくクラッキングなのです。
「は?クラッキングってなんだよ、
ハッキングと何が違うんだよ。」
と思いますよね。
そこで今回は
ハッキングとクラッキングの違い
について書いていきます。
ちなみに先に言っておきますが
クラッキングは犯罪です。
かっこいいと思ったからと言って
絶対にしてはいけないものです。
クラッキングとは
ウイルスを拡散させたり、
他人のコンピュータを
攻撃し何かしらの害を与えることです。
「それってハッキングじゃないの?」
とあなたは思ったでしょう。
あなたが思っている
ハッキングの意味は
本来であれば
クラッキングという
言葉で表現されるべきなのです。
しかし
メディアなどは
ハッキングという単語を使う
傾向にあるため
たくさんの人が
このような勘違いを
起こしてしまっているのです。
ではハッキングの
本来の意味とは
何なのでしょうか?
本来ハッキングとは
コンピュータやソフトの
仕組みを解析、調査し
プログラムを
改造、修正する
という意味なのです。
「ちょっとわかりずらい」
と思うかもしれないので
例を出して考えていきます。
例えば
あるデータにアクセスするのに
パスワードがいるのだけど、
それを忘れてしまったという人がいたとします。
このパスワードを破り
中のデータを取り出し、
パスワードを
忘れてしまった人に返す
これがハッキングです。
一方パスワードを
破り、中のデータを消す
あるいは
見られたくないような
データを流出させる
これをクラッキングといいます。
簡単に区別するのであれば
悪意、害意を伴った
ハッキングがクラッキング
になると思ってもらえばいいでしょう。
クラッキング、ハッキング集団
として有名なのは
やはりアノニマスではないでしょうか。
アノニマスは
北朝鮮のミサイル情報を
クラッキングしたり
イスラム国に対し
宣戦布告の動画を
出したりと様々なことをしています。
どうでしたか
ハッキングとクラッキングの違い
について理解できたでしょうか?
今度からはニュースを見た時に
「~ハッキングをしたとして」などと言っていたら
「ああクラッキングを誤用しているな」
というような風にちょっと得した
気分になってもらえたらうれしいです。
今回は
ハッキングの意味など
について書きました。
次回は
あまり知られていない
ホワイトハッカーという職業
について紹介していきます。
では!
今回はこの辺で失礼いたします!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!