3級販売士の試験を受けるために、ある学校に行ってきた。
本当は受けたくなかった。販売士なんかに興味はない。自分がとりたいのは英検1級なのであって、間違っても販売士などではない。
でも受けないと会社にバレて上司から叱られるらしいから、仕方なく受けに行った。
やる気なんてサラサラなかったから、持ち込み可になっている電卓はわざと用意しなかった。
正直なところ、試験はちょっと真剣に勉強したら誰でも楽勝で合格できる感じのレベルだと思った。
販売士のテキストを全く見ていない自分ですら、前後の文脈から適切な日本語をある程度導き出せた。
表の数字穴埋め問題は計算式なんて知らなくても表の他の数値から仮説を立てて計算して正しい式を導きだせた。
こんな問題、長々と見直しするのは無意味だ。
「体調が悪いので帰っていいですか?頭が痛いんです」
と試験官に言って、さっさと退席した。