また他の受験者から話しかけられた。
自分は、外のベンチに腰掛けて前に置いてあったテーブルに顔を伏せ、耳栓をして睡眠をとっていた。
何か聞こえたので振り向くと、女性が立っていた。大学生風の典型的な日本美人って感じだった(黒髪で清楚な感じだった)。
「TOEFLですか?」
と言われたので、
「そうですけど」
って言ったら、
試験いつ始まるんですか的な質問をされた。そのときはまだ9時にもなってなかった。
(試験の部屋に行くのは)9時半ぐらいでいいんじゃないですか、ただし来た順番に試験を受けるみたいだから、早く受けたいなら早く行ったほうがいいと思いますけど、と答えておいた。
めんどくさいなあ。大切な本試験だってのに、彼女たちには緊張感の文字はない。やれ、スリッパはどこにあるんですかだの、やれ試験はいつ始まるんですかだの。
彼女は私が言った言葉の真の意味を理解しただろうか。あんまり遅く初めてしまうと、リスニングをやっている間に他の受験者のスピーキングにぶつかってしまうという問題が生じる。
できれば早く試験を開始した方がいい。リーディングセクションを解いている間の他の受験者のマイクテストは、耳栓をしているならそんなに気にならないからだ。
体調は悪かった。前回のように試験直前の睡眠をとることができなかった。
9時にもならない時間帯に他の受験者が来ているとは予想もしなかった。彼女のあとに自分が試験を開始することになれば、リスニングをしているときに隣から彼女のスピーキングが聞こえてくることになるだろう。
とんでもない。もたもたしている時間はなかった。
今回の試験は、出だしから不吉だった。
マウスの
カーソルが正常に動かなかった。
マウスを動かしても、スムーズにカーソルが連動しない。
嫌がらせ
ですか?
リーディングは前回と同じ感触だった。多分25点ぐらいだろうと思う。
リスニングは、たまたま隣の席が空席だったからスピーキングによる妨害はなかったものの、最初の2つのセットは全く駄目だった。会場に到着した順番は、試験を受けるパソコンの位置とは無関係らしい。ということは、登録ナンバーによって決まるということだろう。
スピーキングは、前回よりもだめだった。タスク1はうまく話せた。ところがタスク5で失敗した。2つある解決策のうち、1つしか聞き取れなかったからだ。おまけに理由づけも全くうまくできなかった。タスク6も悪かった。ポイントはきちんと理解できたのに、うまく表現できなくて、重要なことを話すのに時間を割くことができなかった。
ライティングは微妙だった。もしかしたら統合タスクの問題で、リーディング文のポイントを間違って理解していたかもしれない。
全体的に、80点いってるかどうかも微妙な感触だった。最悪だ。
リスニング問題の3セット目に、前々回のTOEFLで出題された問題が出た。この問題はほぼ完璧に答えることができた。
問題なのは、これがダミーなのかそうでないかだ。
気になってネットで調べてみたところ、「ダミー問題は3セット目に出題される可能性が高い」、「最後のセットに出てきた問題が以前出題された問題である場合、この問題はダミーである可能性が高い」ということが分かった。
最悪だ。リスニングセクションのスコアが高い可能性は0に近い。せいぜい前回と同じか、前回よりも少し悪いくらいだろう。
これで3回もTOEFLの本試験を受けたわけだが、スコアは思わしくない。