第14回 グアム 戦没者慰霊塔・慰霊碑清掃、慰霊行事
12月9日(土)グアム政府考古学者にお会いして、
岩崎氏の通訳のもと、
米公文書館の資料を基に
8月6日前後の戦闘の記録を確認。
44名のご遺骨を埋めたと記録にある場所などを
案内してもらった。
今後は遺骨の収集と並行して、遺族が国にDNA登録を
してもらっておくよう再度アドバイスをいただいた。
戦没者遺骨収集推進協会でグアムの遺骨調査を
担当しているJYMA赤木理事長から以前(10月25日)に、
グアム遺骨収集の調査の許可が取れず、
調査が難航していて、遺骨の調査がいつ頃再開できるか見通せないとの話だったが、
実はグアム島の土地は、
米の各軍の土地(アメリカ連邦政府が持っている土地)、グアム政府の土地、民間の土地があり、
その場所、土地ごとにそれぞれ調査に
許可が必要である事がわかった。
その許可を取得するのに、
最速で4、5か月程かかる事もわかった。
そして、新聞広告などに遺骨の情報協力の
依頼をするには、日本政府(遺骨収集推進協会)が
正式に行う必要があり、
ピースリングが新聞社に情報協力の依頼をすることは
できないこともわかった。
12月10日(日)第14回グアム日本人会主催
ピースリング・オブ・グアムとジャパン(遺族会)共催の
3か所の戦没者慰霊塔・慰霊碑清掃、慰霊行事に参加。
浦林総領事ご夫妻も清掃に加わってくださり、
日本人学校の先生方、総領事館関係者、
グアム政府考古学者、松本理事長友人岩崎氏、
現地日本人会の方々、NIKKOホテル関係者の方、
ピースリング・オブ・グアム メンバー、
松本理事長とその家族、そのほか多くの方々、
慰霊祭は総勢50数名の出席があり、
無事に今年の慰霊事業が終了した。
夜は場所を変えてミーティングを行い、
今後どうすれば遺骨の調査が進むか、
日本に帰国して早速厚労省、遺骨収集推進協会に
話をしたいと理事長は伝えた。
帰国後、すぐに厚労省と戦没者遺骨推進協会と
面会の日時を決めた。